教育福島0202号(1997年(H09)04月)-017page

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特集2

 

平成9年度

スポーツ・健康教育の推進

スポーツ健康課

 

県教育委員会は、本県の体育・スポーツの一層の振興と健康教育の更なる充実を図るため、積極的に施策を推進します。

まず、生涯スポーツの振興については、昨年設立した財団法人福島県スポーツ振興基金の活用を中心に、県民一人一人が年齢、体力、個性や目的に応じて、いつでも、どこでも、だれもがスポーツに親しむことができる地域スポーツ活動を推進します。

また、競技スポーツの振興については、本県の選手が全国大会等で活躍できる条件を整備し、国体開催後も引き続き、(財)福島県体育協会等と連携を図り、競技力の維持向上に努めます。

次に、健康教育については、児童生徒が健康で安全な生活を送るための能力や態度の育成を目指し、心身の健康・安全、栄養や食生活の現状を踏まえ、総合的に施策を推進します。

さらに、これらの基礎を培う学校体育においては、学校の教育活動全体を通して、生涯体育・スポーツの基盤を作るため、一人一人のよさや可能性を伸ばし、スポーツを楽しむことができる能力や態度の育成と体力・運動能力の向上に努めます。

以下は、平成九年度における各係の重点事項です。

 

1 生涯スポーツの振興

 

ふくしま国体によって大きく盛り上がった県民のスポーツに対する気運を実践活動へ導くため、地域スポーツの振興・充実のための事業を積極的に推進する。

 

(1) (財)福島県スポーツ振興基金事業

(二十億円の基本財産)

1) 基金の果実による事業の概要

ア 指導者の養成・確保と充実に関する事業

・レクリエーションコーデイネーター養成事業

・レクリエーション指導者研修会

・地域スポーツ指導者養成事業

・地域スポーツ指導者研修会

・社会体育指導者海外派遣事業

・公認スポーツ指導員等派遣事業

・スポーツ少年団指導者研修会

・日独スポーツ小年団同時交流事業

イ 生涯スポーツ・レクリエーション振興事業

・ふくしまスポーツフェスタ

・ニュースポーツ講習会

・生涯スポーツキャンペーン

・地域スポーツクラブ育成事業

・ニュースポーツ振興事業

・シンボルスポーツ育成事業

・スポーツ医事相談

・スポーツトレーニング相談

・生涯スポーツ推進モデル事業

・年齢別スポーツ教室

ウ スポーツ情報提供事業

・情報提供事業の研修会

・スポーツデータバンクを開発

2) 事業実施主体

・県体育協会、県レクリエーション協会、県スポーツ少年団

 

(2) 全国スポーツ・レクリエーション祭への選手派遣事業

・開催場所 沖縄県

・派遣人員 役員 五名

監督・選手 一五九名

 

(3) スポーツ主事派遣事業

本年度も希望する市町村へ、中学校・高等学校の保健体育の教員十名を派遣。

地域スポーツ活動の充実を図り生涯スポーツの振興拡充に努める。

・九年度派遣先市町村

*県北……二本松市・東和町

*県中……玉川村・古殿町

*県南……表郷村・大信村

*会津……熱塩加納村・新鶴村

*相双……新地町・◆葉町

 

(4) 福島県体育指導委員研究大会

・開催地 いわき市

・男子会員数 一二〇八名

・女子会員数 二九八名

(5) 市町村社会体育担当者会議の開催

社会体育行政施策の趣旨の理解や社会体育の実践について研修を深め、地域スポーツの普及・振興に努める。

 

 

 


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