教育福島0204号(1997年(H09)07月)-036page
教育センターから
報機器の更新
情報教育部
一 はじめに
現在は、高度情報通信社会(情報がいつでも、どこでも、必要なときに、取り出すことができる社会)といわれ、コンピュータとの関わりは日常的なものとなっています。
しかし、情報に対する認識と対応力には、年齢層の違いや情報への関わりの度合いなどにより個人差が生じており、その解消への取り組みが課題の一つとなっています。
中教審答申からも明らかなように、高度情報通信社会に生きる子供たちには、情報活用能力の育成が必要であり、学校教育においても「情報化への対応」を真剣に考え、積極的に取り組むことが望まれています。
このような時代背景の下、県教育センターのコンピュータシステムが新しくなりました。今回の更新では、OSにウインドウズ95を導入したことと所内のネットワーク化が大きな特徴です。
今まで先生方から要望の多かったウインドウズ環境での研修が可能となり、研修効果の向上に結びつくと考えられます。また、ネットワークに関する研修も可能になると考えられます。
ニ ハードウエア環境
1 全体として
所内のパソコンをネットワークで結びました。情報棟以外にも二十数台のパソコンを配置し、研究・研修業務などに活用されることになります。情報棟のネットワーク回線は基幹を100BASE(通信速度百Mbps)、その他は10BASEを使用しました。
また、第1・2パソコン室にはサブのサーバも設置し大容量のデータを共有して使用することができるなどネットワーク研修、マルチメディア研修は快適な環境で行えます。
2 情報棟第1パソコン研修室
富士通のFMV-TOWNSモデルが四十四台設置され、TOWNS-0S環境とウインドウズ環境で研修を進めることができます。四十台については研修室内の画像転送LANを設置し、マルチメディアに対応した機器構成としました。
3 情報棟第2パソコン室
NECのPC982lVシリーズが四十四台設置され、ウインドウズ環境とDOS環境で研修を進めることができます。四十台については研修室内の画像転送LANを設置し、マルチメディアに対応した機器構成としました。
4 324研修室
昨年度までは汎用コンピュータの端末主として使われてきました。今年度からはFMV二十一台を設置しグローバルサーバ(汎用コンピュータ)の端末としてだけでなく、パソコンとしてウインドウズ環境で表計算やCAD実習ができます。CAD用のXYプロッタも設置されています。
5 322・323研修室
昨年度まで講義室として使用していました