教育福島0204号(1997年(H09)07月)-049page
美術館だより
大原美術館所蔵品展
二十世紀・世界の美術
・会期八月一日(土)〜九月六日(日)・会場県立美術館(月曜日休館)
岡山県倉敷市にある大原美術館は、一九三〇年に大原孫三郎氏によって設立された日本有数の美術館として広く親しまれています。大原美術館のコレクションは、洋画家児島虎次郎によって蒐集された西洋近代美術の名品を核とし、その後も固定したコレクションに止まることなく、世界の現代美術、近代日本洋画、工芸、古代オリエントの美術など多方面に拡大されており、生きた美術館として、日本の美術館界において重要な役割を果しています。この展覧会は、昨年度開催されました「大原美術館所蔵品展-近代日本の美術-」に引き続いて、大原コレクションの中から内外の現代美術の名品を選んで、戦前から現代にいたる世界の美術の流れをたどるとともに、大原美術館の積極的な蒐集の姿勢を皆様にご覧いただけるものと思います。
パウル・クレー「A」1923年紙・水彩
斉藤義重「作品13」1961年ボード・油彩
ワシリー・カンディンスキー「点」1920年キャンバス・油彩
ジョアン・ミロ「夜のなかの女たち」1930年キャンバス・油彩
・観覧料
一般・大学生七〇〇円(十五〇円)
高校生五〇〇円(四〇〇円)
小・中学生三十〇円(二五〇円)
( )内は二十名以上の団体料金
講演会
「二十世紀の美術」
・講師 針生一郎(美術評論家)
・日時八月二日午後一時三〇分