教育福島0205号(1997年(H09)09月)-031page
〈具体的な事業内容案〉
〇一人一人の進路指導計画の立案
○共同現場実習
○作業学習の成果品の作品展
○事業所訪問 等
※平成八年度の具体的な事業実施内容は、表2のとおりである。
3)各学校での実践
1 あぶくま養護学校の実践
「作品・製品展示会、合同職場・施設見学会をとおして」
本校は、「障害のある生徒の進路実現のために地域社会との連携をどう図るか。」を研究主題として、研究に取り組んでいる。
本校高等部は平成八年四月に開設され、現在生徒数は一、二年生のみ五十四名である。平成十年度には高等部最初の卒業生を出すこともあり、自分たちの進路を選択できるための支援を学校・家庭・地域が一体となって実現したいと考えている。
作品・製品展示会
この事業は、障害のある
作品・製品展示会
生徒が地域社会で生活していく上で、地域の人々に障害者の可能性を理解してもらうために計画したものである。
市内のスーパーマーケットに開催場所を提供していただき、本校以外に、「守山中学校」「安積中学校」「授産センター緑豊園」「花かつみ豊心園」「かたひら農場」「あぶくま養護学校安積分校」の児童生徒、障害者の方々から絵画、工作、手芸、作業学習製品等を展示した。
案内のポスターは、市内の企業や事業所、小・中・高等学校、専門学校、病院、公共施設等に依頼し掲示した。
さらに、当日二千部の作品・製品案内パンフレットを準備し、来場者に配付したが、またたく間になくなり、関心の高さを感じ取ることができた。
職場・施設見学会について
先輩達の働く姿に実際に触れることにより、今後行う現場実習に対する理解の一助とするため、本見学会を実施した。
本校中学部三年生と高等部一年生、協力校二校の三