教育福島0205号(1997年(H09)09月)-037page
になります。
・血中脂質の管理
・血圧の管理
・血糖の管理
生活習慣で自ら改善できるのは、禁煙、脂肪分の多い高カロリー食を避け、飲酒は控え目とし、適度な運動をすることです。このような努力をはらっても改善のみられないときは、医師に相談し、積極的な改善に努めましょう。
(3)脳卒中の予防
1)どうして脳卒中になるのか
高血圧、心臓病、動脈硬化のある人に起こりやすい疾患です。
脳卒中といっても一つの病気ではありません。血管が破れ脳実質内に出血した脳出血、脳血管が詰まってしまう脳梗塞(脳血栓と脳塞栓があります)、それに、くも膜下出血があります。
脳出血は、高血圧と密接な関係があり、脳梗塞は動脈硬化がかなり関与しています。くも膜下出血は、大部分が脳動脈瘤の破裂が原因となります。
2)脳卒中の対策
脳卒中は、脳の血管が詰まったり、出血して初めて症状が出るので、事前の症状は乏しいようです。
脳卒中も予防が大切なので対策としては、日常の生活では、表の脳卒中予防のポイントに留意し、さらに健康診断などでは、次のことについて管理をしっかり行ってください。
◇血圧・血中脂質・血糖の管理をしっかり行う。
◇脳出血の多い家系や若いころから血圧の高い人は念のためMRA検査を受け、動脈瘤の有無を診ておくのもよいでしょう。
脳卒中予防のポイント
・高血圧の管理
・塩分は控えめに(一日一〇グラム以下におさえる)
・たばこはやめる
・お酒は控える
・糖尿病や心臓病などの人は治療に専念する
・肥満に注意する
・適度な運動でストレスの解消をする
・高齢者は脱水にならぬよう適度な水分補給を心がける
健康一口メモ
糖尿病
糖尿病がこわい病気といわれるのは、目や腎臓や神経に合併症を引き起こすからです。その原因は血液中の糖分が異常に高い高血糖になるとともに、細い動脈に変化を来すことによるといわれています。人間が健康な生活をするためには、血糖値を一定にコントロールする必要があり、そのコントロールは、インスリンというホルモンによって行われますが、このホルモンの分泌が減少したり、作用が弱くなると糖尿病になります。糖尿病には、インスリンに依存する型と依存しない型があり、依存しない型が九五%を占めます。この型の糖尿病は、食事療法が最も有効です。早く発見して、きちんとした食事療法を習慣づければ、決しておそろしい病気ではありません。
「健康管理ガイドブック」
財団法人
教職員生涯福祉財団発行より
"会津の三泣き″
会津の人情話大募集
"会津の三泣き"という言葉を知っていますか。
「会津の人情」をテーマにした感動体験などを文章に綴り、左記の要領でお送りください。応募していただいた方には、もれなくこの人情話の手作り冊子をプレゼントいたします。
【応募規格】
二百字程度形式自由
【募集期間】
平成九年十一月末日
【応募先】
〒965会津若松市追手町七-五
福島県会津地方振興局地域振興課内
会津の三泣き文集係
(FAXでも可)
TEL〇二四二(二九)五二一七
FAX〇二四二(二九)五二二八