教育福島0205号(1997年(H09)09月)-050page

ふくしま施設の散歩道

いわき海浜自然の家

いわき市久之浜町田之網字向山五三

電話〇二四六(三二)七七〇〇

いわき海浜自然の家は、いわき市の北部、久之浜町にあり、昨年の七月にオープンしたばかりの新しい青少年教育・生涯学習関連施設です。

森林に囲まれ、太平洋を望む高台にあり、波立海岸まで歩いて十五分、海と山の両方の自然を体験することができます。本館は宿泊室(定員三百人)や研修室、野外学習室、体育館などが備えられ、野外施設としてロッジ十棟(百五十人)、キャンプ場(百人)、炊飯場、営火場、多目的広場、冒険の森、自然観察園などが設けられています。

利用対象者は、自然の家での活動を目的とし、活動プログラムを持った家族(児童・生徒を含む)、またはおおむね四人以上の団体であれば誰でも利用できます。

活動プログラムには、自然観察やネイチャーゲームなどの環境プログラム、磯遊びやいかだ乗り、キャンプなどの野外活動プログラム、ゲームやクラフトなどの室内活動プログラムなど多数用意してあります。

平成八年度の利用状況は九カ月間で約三万七千人、今年度の予約状況では約五万五千人に御利用いただくことになっています。「とっておきの青い空」のもと、思いつきり自然体験を楽しんではいかがでしょうか。

Jヴイレッジ

双葉郡楢葉町大字山田岡美シ森八番 電話〇一一四〇(二六)〇一一一この夏、Jヴィレッジは、アジアで初めてのサッカー・ナショナルトレーニングセンターとして、全国大会や日本代表チームの強化合宿、日独少年交流などが開催されました。日本サッカー界の新しい本拠地となるとともに、十一面の天然芝グラウンドと二六〇人収容のホテルは、連日、子供たちをはじめとした一般のサッカー愛好者のイキイキとした表情と歓声に包まれました。また、一六〇人収容の階段教室では、指導者や審判の資格研修が行われるなど、Jヴイレッジは、人材育成の場ともなっています。

一方、Jヴィレッジは、外国や全国から集う人々と地元の皆さんがお互いの交流を楽しむ舞台でもあります。日独サッカー少年交流には千二百人もの、小・中学生が参加しました。全国大会や日本代表チームの公開練習時には百人以上のボランティアが活躍しました。Jヴィレッジの遊歩道を毎日の散歩コースとしている人もいます。レストランや室内温水プールで楽しいひとときを過ごす顔なじみの方々も増えてきました。プロのプレーを迫力ある立体映像で堪能できるサッカーミュージアムなど、Jヴィレッジの魅力は尽きません。一人でも多くの県民の皆さまに訪れていただくことが、Jヴィレッジの願いです。

どなたでも利用でぎるレストラン

Jヴィレッジ全景