教育福島0206号(1997年(H09)10月)-049page

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博物館ノート

実技講座

会津の古文書を読もう

古文書は「こぶんしょ」ではなく、「こもんじょ」と読みます。古文書は歴史を調べていくための史料となる、過去に作成された文書です。多くの場合は紙に書かれていますが、薄く切られた木や布・金属・石に書かれたものもあります。

古文書は何百年または千年以上も前に記され、そこに記された家や地域、そして国の歴史を調べるうえで欠くことができない史料です。そのため、古文書に触れるときは、古文書をそのままの姿で未来に残すことを考えながら接する必要があります。

「実技講座会津の古文書を読もう」は、毎月一回、年十二回の講座を通じて古文書に親しみ、読んでいこうという講座です(年間予約、毎年一・二月頃から募集しています)。「古文書はくずし字で書かれているので、読めない」とよく言われます。確かに、年十二回の講座で、古文書がほぼ読めるレベルにまで達することは容易ではありません。しかし、「古文書の解読は質よりも量」と言われるように数多くの古文書に接するほど読めるようになるのです。この講座は、古文書に接するマナーにはじまり、古文書辞典を使ったくずし字の解読の仕方等を自主的に勉強するものです。


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