教育福島0208号(1998年(H10)01月)-039page

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交流アドバイザーの永田リセさん、オーストラリア人で外国語指導助手のポール・ストロナックさん、またコーディネーターには、いわき明星大学人文学部教授の神山敬章さんの出演をいただきました。

 

崔文信さん

 

崔文信さん

「習慣等大きな違いがあり実家へ帰ると戸惑ってしまう。日本の大学生はアメリカのことはよく知っているが、韓国のことは知らない。」

 

ポール・ストロナックさん

 

ポール・ストロナックさん

「日本はタテ社会で和を尊ぶ。日本について3年間学んだが理解するのが難しい。帰国したら『日本』を広めたい」

 

永田リセさん

 

永田リセさん

「夫をひとりの人間としてみたから結婚した。人をみる時はひとりの人間としてみた方がいい…国際交流は人間同士のコミュニケーション」

 

「異なる立場や文化を理解し合い、共に生きる国際社会をめざして」というテーマのもとに、日本の文化・習慣・考え方等が韓国・トンガ・オーストラリアのそれとどの様に違うのか、またそれを乗り越え、共に生活し相互の幸福を追求できる共生社会を築いていくにはどうしたらよいか、という視点から活発な提言及び討議がなされました。参加者には国際交流の意義を理解し、実際的な活動の進め方を検討するうえでのよい機会となりました。

 

(2) 講演

 

による『地球家族のきずなを求めて〜草の根外交最前線」と題するものでした。

 

国際的なボランティア活動を推進している『いっくら国際交流協会』会長の長門芳子さんによる『地球家族のきずなを求めて〜草の根外交最前線」と題するものでした。

「地球からの生活者の交流・生活文化の分かち合いを生かしたグローバルなボランティア活動の推進」という当会の趣旨のもとに取り組まれている異文化や郷土理解のための啓発事業、ホームスティ受入れ事業、ボランティア養成事業、機関紙の発行等の事業の紹介を通して、国際理解や協力、そしてボランティア活動の望ましい在り方についての貴重な提言をいただきました。参加者には、今後の活動の大きな示唆になったようです。

 

(3) 交流パーティー

 

「話して交流・遊んで交流〜二十一世紀に生きるわれら地球市民」をテーマに、日本レクリエーション協会グループレクリエーションワーカー滝弘子さんのコーディネートにより、ゲームやソング、歓談を通して楽しい雰囲気の中、参加者相互の交流を深め合いました。

 

三 おわりに

 

県教育委員会では、「国際的視野を持つ人づくり」や「世界に広がる人的ネットワークの形成」の実現を目指し、学校教育のみならず、生涯学習やスポーツ、文化などのさまざまな分野において、積極的な施策の推進を図っております。

中でも「生涯学習」の分野では、県民の皆様に、国際化に対応した学習や交流、ネットワークづくりの機会を提供し、地域における国際交流活動の普及と支援並びに指導者の養成に、今後とも、力を入れてまいりたいと考えております。

 

 

 


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