教育福島0208号(1998年(H10)01月)-040page

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教育事務所発

 

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

 

県中教育事務所

〒963 郡山市細沼町2番9号

オフィス イン ヨコタ内

TEL (0249)35-1483

 

では、二十一世紀の教育のあり方を求め、特色ある教育活動を展開しています。

 

管内の各学校では、二十一世紀の教育のあり方を求め、特色ある教育活動を展開しています。

その中から、「郷土の特色や、地域の人材を生かした教育活動」について紹介します。

 

「柳橋歌舞伎」を演じて

郡山市立御舘中学校

 

本校の学区内にある柳橋歌舞伎は江戸期に興り、幾多の困難を乗り越え今に伝わり、現在市の無形文化財に指定されている郷土芸能です。

昨年は生徒六名が大人に混じって一幕を演じ、大変好評でした。

今年は一、二年生十一名の「自分たちだけで演じてみたい」という強い要望があり、歌舞伎保存会の方々と相談し、演目を「三番叟(そう)」と「一の谷◆(ふたば)軍記」に決めました。

生徒は、自分たちで配役を決めたものの、歌舞伎は高度で難しく、部活動終了後の練習は厳しいものでした。台詞では、間の取り方、節回しに面食らい、立稽古では、振りの難しさ等、何度も大きな壁にぶつかったようでした。その都度、生徒相互が励まし合い、慰め合いながらその難関を切り抜けてくれました。

生徒の上達は、保存会の指導者が驚くほど速く、それにつれて少しずつ自信を増し、厳しい練習の中にも余裕が見えてきました。

十月の本校五十周年記念式典での晴れ舞台は、どうらん化粧に豪華な衣装を身に纏い堂々と迫力ある演技を披露し、見学した生徒や参会者の方々に心のひだを揺さぶる感動を与え、式典に花を添えてくれました。

生徒は、「歌舞伎から郷土芸能のすばらしさと奥深さ、伝統を継承し続ける地域の皆さんの偉大さを感じとり、さらに、生涯の思い出が残せ、後輩に引き継ぐことができて本当によかった」と、喜びと満足感に浸っていた姿が印象的でした。

 

コンピュータの効果的活用

須賀川市立第一小学校

 

近い将来、ますます進展するであろう情報化社会の中で、子供たちは自分にとって必要な情報は何かをとらえ、それを自分のものとして上手に活用しながら生活していかなければなりません。

本校では、コンピュータが導入されると同時に、現職教育において、「コンピュータの効果的活用」をテーマに研究を推進し、三年目を迎えました。

当初は、文字通りゼロからの出発でした。とにかく使ってみようという合い言葉のもとに「授業発表会」を中心にして実践を重ねてきました。そして、その中から数多くのコンピュータのよさを見出し、課題を克服しながら、一歩一歩研究を深めてきました。

 

お母さんが見き来たよ

 

お母さんが見き来たよ

 

そして、現在、表現の一手段としてコンピュータという道具を手に入

 

 

 


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