教育福島0209号(1998年(H10)02月)-015page

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福島県立博物館

平成10年度 企画展の概要

 

▼春の企画展 戦国の城 天守閣への道

会期 平成10年4月18日(土)〜6月14日(日)

姫路城や若松城のように、豪華な天守閣や立派な石垣に囲まれた江戸時代の城は、日本の城の代表としてひろく親しまれています。こうした近世城郭の魅力をより深く知らせるためにも、その源流となる中世の城館、とくに戦国時代の城に目を向け、その実像に迫ろうとするのが今回の企画展です。城の縄張りを描いた絵図類はもちろん、戦国武将たちがしたためた書簡・日記や、城跡から発掘された身の回りの武器・武具や生活の道具などをできる限り集めて展示します。

 

▼夏の企画展 発掘ふくしま2 掘り出された福島の歴史

会期 平成10年7月18日(土)〜9月13日(日)

福島県内では、年間約100件の発掘調査が行われています。今回の展示では、最近5年間に県内で行われた発掘調査の中から旧石器時代〜明治時代のそれぞれの時代に関する興味深い成果を取り上げ、県内の最近の発掘調査で新たに分かってきたことを紹介します。北京原人と同じころに住んでいた最古の福島県人たちや、古墳に葬られた人たちが住んでいた住まい、鎌倉時代の街道沿いの町の様子、その他今まで知られていなかった各時代の様子について紹介します。

 

▼秋の企画展 福島の養蚕 カイコと暮らし

会期 平成10年10月10日(土)〜12月13日(日)

福島県は、江戸時代から養蚕王国として全国に知られてきました。特に福島盆地を中心とする信達地方の養蚕は、蚕種製造から繭・生糸・羽二重生産という一大産業にまで発展し、わが国の近代化に大きく貢献してきました。梁川を中心とする蚕種は、「奥州蚕種」として関東地方にまで広く販売されてきました。このような歴史をもつ福島の養蚕も時代とともに衰退の一途をたどり、養蚕農家も急減してきている状況です。この企画展では、伝統ある福島県の養蚕習俗を中心に、蚕と人々の暮らしを紹介します。

 

▼冬の企画展 国立博物館・美術館巡回展(仮称)

会期 平成11年1月24日(日)〜2月28日(日)

本展は、国立博物館・美術館及び文化庁で所蔵する名品をできるだけ多くの方々に鑑賞していただく機会を設けることにより、文化財への理解と認識を深めることを目的とします。展示内容は絵画・書跡から彫刻・工芸・考古資料までの広範囲にわたり、日本のみならず周辺諸国の類品もあわせて展示します。原始から近代までの日本文化の美意識がどのような変遷をみせたのか、その軌跡を追うとともに、東洋の文化と日本文化の関わりを広い視野で感じることができると思います。

 

<福島県立博物館利用案内>

●開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

●休館日 毎週月曜日(ただし祝日は開館)、祝日の翌日(ただし、土・日は開館)、年末年始(12月28日〜1月4日)

●臨時休館日 平成9年6月22日(火)〜29日(火)は、館内消毒のため臨時休館の予定です。

●常設展観覧料 一般・大学生260円(210円) 高校生150円(120円) 小・中学生100円(80円)

※ ( )内は20名以上の団体料金です。

●企画展観覧料 それぞれの企画展ごとに料金を設定しますので、ご来館に際しては電話等でご確認ください。

※ 学校・公民館等の団体は事前(1週間前)の申請により、観覧料の割引(減免措置)が受けられます。

 

 

 


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