教育福島0209号(1998年(H10)02月)-028page

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このような経験から、大自然に感動する心やベトナムの人々の自然に対する熱い願い(人の願いを思いやる心)、つまり、「豊かな心の」一端を痛感しました。

このような「豊かな心」を育てるには、学校はもちろんのこと、家庭や地域においても親子や地域の人々の触れ合い、友達との遊びの大切さ等を念頭において、私たちPTAも意識改革したいと思っている毎日です。

(西白河郡PTA連絡協議会長)

 

卓球部顧問一年生

小林伸明

 

かった私でしたが、昨年そのイメージを一新させられる出来事が起こりました。

 

卓球、と言うと、だれでも楽しむことができる軽スポーツ、どんなに暑くても体育館の暗幕を締め切って行う目立たないスポーツぐらいにしか思っていなかった私でしたが、昨年そのイメージを一新させられる出来事が起こりました。

昨年四月の人事異動によって、四年間卓球部の顧問をされていたY先生が転任され、その後を引き継いだのが、卓球の「た」の字を知らない私だったのです。荒海中学校の卓球部は、一昨年二年生を主体にしながらも会津大会で男女優勝。南東北大会では、男子団体三位という輝かしい成績を残していました。私には当然プレッシャーがかかりました。しかし、卓球部の子供たちは、自分たちで自主的に練習メニューを決め、黙々とラケットを振っていました。「これが、荒海中卓球部の強さなのか」…そこで私は、身をもって卓球を知ることが大切だと思い、子供たちと一緒にラケットを振り始めました。最初はボールの回転に悩まされましたが、徐々にそれにも慣れ卓球の楽しさがわかり、子供たちが卓球に熱中するのかがわかりかけてきました。また、私は十分な活動時間を保障するために保護者の協力を得ながら、できる限りのことをしました。

そんな中で行われた今年の大会は県大会三位、東北大会ベスト8選出と、すばらしい成績を収めることができました。一年間の部活動の指導を通して、私は次のようなことを感じました。

「子供の持つ無限の可能性」

決して運動能力も高くない、どこにでもいるような中学三年生がこれほどのことをやってのけたのです。

「子供・保護者・顧問が一体になることのすばらしさ」

この三者が一つの目標に向けて一体になれば、持てる力以上のものを発揮することができるのです。

「目は口ほどに物を言う」

練習や試合での子供たちの目はいつもキラキラ輝いていました。何をやる時でも目がキラキラ輝いている姿はとても魅力的です。

今後は初心を忘れず、子供たちの無限の可能性を信じ、部活動の指導や日々の教育活動に携わっていきたいと思います。

卓球部諸君ありがとう。そしていつまでもキラキラと輝いていて欲しい。

(田島町立荒海中学校教諭)

 

よし、明日からは!

北川良博

 

り、改めて自分の生活のあり方について考えさせられているところであります。

 

従来の成人病が生活習慣病と呼ばれるようになりましたが、新しい名称には「病気はあなたの生活のしかたが原因ですよ」というインパクトがあり、改めて自分の生活のあり方について考えさせられているところであります。

そんな折、私たち県体育協会が主催した健康講話の中で講師の先生が「健康を維持していくためには、栄養バランスの良い食事と規則正しい生活、そして適度な運動が必要であり、特にスポーツを日常の生活の中で継続して行うことは、生活習慣病の予防にも大きな効果がある」ということを話されました。聴講者は首を縦に振って大いに納得し「よし、明日からは!」と心に強く誓ったところでしたが、すかさず先生は「禁煙の

 

 

 


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