教育福島0209号(1998年(H10)02月)-040page
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生涯学習INFORMATION
生涯学習セミナー
国立教育会館社会教育研修所「移動講座」
一 はじめに
国立教育会館社会教育研修所(国社研)と県教育委員会の共催による移動講座「生涯学習セミナー」が十一月二十六日(水)から二十八日(金)の三日間の日程で行われ、延べにして七〇〇名を超える全国からの参加者を得て県文化センターで開催しました。
この事業は、日ごろから生涯学習の推進を通じて直接地域住民と接し、「人づくり・地域づくり」に携わる行政職員を始め、各種団体の指導者や関係者、さらに教育に関わる広範囲の方々を対象に実施し、生涯学習に関する講義・講演・シンポジウム等により研修を深めました。
中央での研修に参加する機会の少ない私たちにとって貴重な移動講座でした。
二 講義内容(要旨)
(1) 特別講義「生涯学習振興施策の動向」
講師:文部省生涯学習局 審議官 坂本幸一
ア 教育改革の動向
・ 中教審第一次答申から「ゆとりの中で生きる力」を培うこと。その内容と意義
・ 社会教育、家庭教育の充実向上、教育力低下の背景とその対応、父親の役割と自覚、男女共同参画思想の普及
・ 教育改革プログラム、更なる改革動向
イ 生涯学習の振興
・ 地域の教育力活性化のための各種方策
・ 各種答申と社会教育行政の推進
・ PTA活動の活性化と期待、学社融合
(2) 講演「地域における教育機能の連携と生涯学習」
講師:東京家政学院大学長 河野重男
ア 「ゆとり」の中で「生きる力」を
・ ふれあいの教育を通して「生きる力」を育てる〜生活綴り方運動を例に学校、家庭、地域の教育の在り方を探る〜
・ 「困難に打ち勝って疲れず」
急激に変化する社会を生きる人間に必要な資質と指示待ち人間からの脱却
・ 学校、家庭、地域社会の連携を図る具体的方策としての「読書力の育成」と学校週5日制の意義
イ 生涯学習社会における家庭、学校、地域社会
・ 生涯学習の考え方と「生きる力」を育成する観点からの地域の生涯学習推進
(3) 講義「生涯学習社会における学社連携・融合の在り方」
講師:栃木県立烏山高等学校長 清水英男
・ 生涯学習社会を構築する今日的必要性
・ 生涯にわたる学習活動を支援する教育機関の主な役割
・ 学社連携・融合の考え方と事業の類型
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