教育福島0209号(1998年(H10)02月)-042page
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教育事務所発
〈わたしの学校・ぼくらの活動>
県南教育事務所
〒961-0971 白河市昭和町269
TEL (0248)23-1667
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防火啓蒙(もう)たこ作り教室(白河市立小田川小学校)
管内の各教育委員会・各幼稚園・小中学校では、心豊かでたくましい児童生徒の育成をめざし様々な取り組みをしています。それらの中で特色ある活動を紹介します。
「心がふれ合う環境づくり」
棚倉町立社川幼稚園
「自分を気づかってくれる人がいる」そう思う時、人の心は優しくなり、安定するものです。
本園では、今年の四月より、「友だちと喜びや悲しみを共感し、思いやりを持って共に過ごす楽しさを味わうようになるには、環境をどのように構成すればよいか」を視点にし、心と心のふれあいを大事にして研究を進めてきました。
緑豊かな農村、虫の宝庫の築山、木登りに絶好の樹木、隣の小学校でのどんぐり拾い、雑木林の探検と、本園の自然に恵まれた環境の中で、園児五十二名は、毎日元気一杯、伸び伸びと生活しています。
私たちは、この環境を生かすと共に、幼児が友達や教師の心に気づき、喜びや悲しみを共感しながら充実した遊びができるよう心がけて環境を構成してきました。その結果、たくましく、そして優しく思いやりを持って遊ぶ幼児の姿が見られるようになってきました。
また、「子育ての基本は家庭」ということで、保護者との連携にも努力してきました。園だより、「のはら」での子育てのヒントコーナー、保護者との個別のお話会など、子育ての悩みを互いに少しでも解決できればと考えて実践しています。
今後も、これらの環境を生かし、心のふれあいを大切にし、教師は子育ての協力者として温かな目で幼児を見守っていきたいと思います。
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「こんな虫をつかまえたよ」「ワァー、いいなぁ」
「豊かな活動や体験を通して」
矢祭町立東舘小学校
本校では、生活科の研究を中心として、豊かな活動や体験を通して生き生きと学ぶ子供たちの育成を目指しています。
生活科の授業の改善はもちろんですが、一・二年生に限らず、より発展的に全校生が取り組める活動を展開してきました。
地域の環境を生かした活動の場の再構成や教材開発、地域人材の発掘・活用、伝統的文化の継承、特産物の栽培活動など、子供たちと職員が、地域の多くの方々の協力を得て実践してきました。
特に、矢祭町の特産物であるコンニャクの栽培では、種芋の選別・消毒から、植え付け、除草、消毒、追肥、収穫までを高学年の子供たちが中心になって取り組んできました。畑の管理や栽培の仕方を地域の方や保護者に指導していただき、体験を豊かにすることができました。
栽培活動とともに、「コンニャク探検隊」を組織し、継続して成長の様子を観察したり、親子手作りコンニャクの体験活動を行ったりしてきました。
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