教育福島0209号(1998年(H10)02月)-049page
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
美術館だより
ルートヴィヒ・コレクション
ピカソ回顧展
1998年4月25日(土)〜6月7日(日)
(休館日:4/27、4/30、5/6、5/11、5/18、5/25、6/1)
パブロ・ピカソ(1881〜1973年)は、20世紀の美術の流れに大きな足跡を残し、その軌跡をたどる上で最も重要な芸術家の一人です。決してひとところに留まることなく、常に新しい表現を創造し続けたピカソは、変転を繰り返し、疾走してきた20世紀美術を自ら生きたといえるでしょう。「アヴィニヨンの娘たち』や『ゲルニカ』。尽きることのない旺盛な制作意欲が生み出した作品は、多くの人々の心の中に留められてきました。
ピカソの芸術に心惹かれた人は数限りありません。ぺ一クー・ルートヴィヒ(1925〜1996年)もその一人でした。ドイツの弁護士、実業家の家に生まれたぺ一夕ーは、次第に美術への関心を抱くようになり、大学で美術史を学びます。1950年に、ピカソをテーマにした博士論文を提出。実業家として活躍するようになるかたわら、イレーネ夫人ととともにピカソの作品の収集を始めました。このコレクションの特徴は、ピカソを理解する上で重要な作品が厳しく選び抜かれ、テーマや技法を考慮して包括的に収集されていることです。
ルートヴィヒのピカソ・コレクションが日本でまとめて紹介されるのは今回が初めてです日本展では、欧州で最大ともいわれるこのコレクションの中から各時代にまたがる174点の作品を精選して、多彩なピカソ芸術の全容を回顧いたします。
「帽子をかぶった女の頭部」 紙・クレヨン 1962年頃
ギャラリートーク
5月8日(金)14:OO〜・5月23日(土)11:OO〜
*展覧会チケットが必要です
講演会
4月29日(水) 14:OO〜 美術館講堂にて入場無料
講師:飯田菩國氏 演題:「ピカソの謎」
会場 福島県立美術館
観覧料 一般・大学生=11OO円(900円)
高校生=700円(500円)
小・中学生=50O円(300円)
*()内は20名以上の団体料金
「新聞とヴァイオリンのある静物」パピエコレ 1912年
「手を組んだアルルカン」キヤンウァス・油彩 1923年
「棄」テラコッタ・着彩 1952年
間い合わせ:福島県立美術館
TEL024-531-5511/FAX531-0447
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |