教育福島0210号(1998年(H10)04月)-018page

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特集2

 

平成10年度スポーツ健康推進施策の実施状況

スポーツ健康課

 

県教育委員会は、本県の体育・スポーツの一層の振興と健康教育の更なる充実を図るため、積極的に施策を推進します。

まず、生涯スポーツの振興では、(財)福島県スポーツ振興基金を積極的に活用し、地域のスポーツ施設を拠点とする複合型スポーツクラブを育成するなど各種の事業を展開します。

また、競技スポーツの振興では競技力を維持・向上させ、全国大会等においてもその成果を発揮できるよう、競技力向上のための各種事業を継続して実施します。

次に、健康教育では、児童生徒が健康で安全な生活を送るための能力や態度の育成を目指し、心身の健康・安全、栄養や食生活の現状を踏まえ、総合的に施策を推進します。

さらに、これらの基礎を培う学校体育では、学校の教育活動全体を通して、生涯スポーツの基礎を培うため、スポーツを楽しむことができる能力や態度の育成と体力・運動能力の向上に努めます。

以下は、平成十年度における各係の重点事項です。

 

1 生涯スポーツの振興

 

スポーツに気軽に親しむことができる環境を整備するとともに、県民一人一人が日常生活の中に生涯スポーツを豊かに取り入れることができるよう、次の事業を推進する。

(1)(財)福島県スポーツ振興基金事業

生涯スポーツを推進する団体の事業に助成

1) 助成対象事業

ア 指導者の養成・確保と充実に対する助成

イ 生涯スポーツの振興に対する助成

ウ スポーツ施設の整備と活用に対する支援

(2) 第十一回全国スポーツ・レクリエーション祭への派遣

全国規模の祭典の開催を通して、生涯スポーツの振興をアピールするとともに、参加者の交流・親睦を図る。

・開催場所 岐阜県

・派遣人数 役員 五名

監督選手 一七五名

・都道府県代表参加種目

インディアカ他一七種目

(3) 社会教育主事(スポーツ担当)・スポーツ主事派遣事業

希望する市町村へ、中・高等学校の保健体育の教員を派遣し、地域スポーツ活動の充実を図る。

・十年度派遣

社会教育主事(スポーツ担当) 一四名

スポーツ主事 二六名

(4) 社会教育主事(スポーツ担当)育成事業

社会教育主事(スポーツ担当)を育成するため、学校現場より保健体育の免許状を有する者を社会教育主事講習会に派遣する。

(派遣者数 三名)

(5) 福島県体育指導委員研究大会

各市町村の体育指導委員が一堂に会し、研究会を通して資質の向上を図る。

・内容 講演、分科会、実技研修会

・会員数 一、五〇〇名

(6) 市町村社会体育担当者会議

社会体育行政施策の趣旨の理解や、社会体育の実践について研修を深め、地域スポーツの普及・振興を図る。

・内容 講演、実技、全体会説明等

(7) スポーツリーダーバンク事業

スポーツ指導者の登録を行い、指導者の養成を図りながら市町村や各団体、学校等の要請に応じて指導者を紹介し、生涯スポーツの振興と充実に努める。

・現在登録指導者数 五四七名

 

2 競技スポーツの振興

 

競技スポーツは、人間の持つ能力とスポーツ技術の限界に挑む活動であり、その優れた成果は、人々に夢や感動を与えるとともにスポーツの視野を広げる牽引的な役割を果たしている。

本県は、(財)県体育協会をはじめ各競技団体や企業等との連携のもと「スポーツふくしま」の確立を目指し、次の事業を推進する。

(1) シンボルスポーツ地域育成事業

平成八年度から始まり、まとめとなる三年目を迎える本事業において、カヌー(東和町)、なぎなた(会津若松市)など十競技を十地域に指定し、地域を基盤としたスポーツの振興を一層図る。

(2) メモリアルスポーツフェステ

 

 

 


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