教育福島0213号(1998年(H10)09月)-028page

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相手を知り、その意見を尊重する。私の乏しい英語力のために言葉を通して互いを十分に理解し合うことは難しいが、そうすることで互いの違いを認め合い、良きパートナー関係が構築できるのではないかと考える。

文化は違っても物の見方や感じ方に大きな相違はない。一人一人の個性や考えを大切にし、ALTと「良きパートナー」として接していきたい。

(富岡町立富岡第一中学校教諭)

 

あるつぶやき

金成邦寛

 

今年の誕生日は、感慨深いものがあった。

 

今年の誕生日は、感慨深いものがあった。

四十回目ということもあるが、それだけではない。今年は、喫煙を始めてから、ちょうど二十年目の記念すべき年に当たるからである。

両親はもとより、妻や娘からの非難を受け、職場の同僚から度重なる忠告を頂きながらの二十年である。そして、自分の気がつかないところで、多くの人たちに迷惑をかけてきたに違いない二十年でもある。

健康のため、食事や適度な運動に気遣いながら暮らすこのごろである。しかし、喫煙は百害あって一利なしとは十分に分かっていても、決してやめることはなかった。私は、かなり愚かな男なのだろう。

近ごろ、体に悪いからやめたほうがいい、と忠告してくれる子供が多くなった。中には、煙草の害を具体的に話してくれる子供もいる。高齢化の進行に伴い、世間が健康に気を遣うようになったため、子供たちも健康面に敏感になってきたのであろう。

二十年間も喫煙していると、どんなときに吸いたくなるのかが、自分なりに分かってくる。

子供のころから、私には何かが気になり出すと、すぐにそわそわし始めるところがある。そうなると、気持ちの切り替えや気分の転換が、なかなかできない。そんな折には、決まって煙草を吸ってきたようである。それで、気持ちをコントロールしてきたのだと思う。私が、禁煙できない理由はそこにあるのかもしれない。

海外では、喫煙者に対して、非常に厳しい目を向けている国が少なくない。日本でも規制が多くなってきた。喫煙をしているものにとっては、肩身の狭い思いをすることとなるが、健康な長寿社会を作っていくためには、必要なことであるし、大切なことであろう。

そんなことを思いながらも、私を含めて私の周りには、依然として健気にも喫煙をしている人たちがいる。なぜだろう。

「健康を害するものをやめられないのは、意志が弱いから」と受け止められるのは、仕方がないが、とにかく、まずは健康。

四十回目の誕生日を迎えたことを期に、このことを第一に考えていかねばなるまい。

(いわき市立中央台南小学校教諭)

 

「会津演奏協会」と私

目黒公一

 

、会津出身の有望な音楽家のリサイタルを支援する私的な団体を作ったのです。

 

三年前の夏のおわりに、「会津演奏協会」は、設立されました。ドイツ在住の声楽家古川公一さん(二期会会員・東京芸大卒)を中心に、高校時代の男声合唱団の仲間が集まって、会津出身の有望な音楽家のリサイタルを支援する私的な団体を作ったのです。

 

 

 


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