教育福島0214号(1998年(H10)07月)-020page

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研究実践

 

平成8・9年度福島県教育委員会指定教育課程

研究主題

基礎的・基本的事項の定着を図るための指導計画、指導方法の改善

〜自ら考え、自ら成す生徒の育成をめざして〜

福島県立喜多方女子高等学校

 

一、研究主題設定の理由

 

平成元年三月に告示された高等学校新学習指導要領は、社会の変化とそれに伴う生徒の生活や意識の変容に配慮しつつ、生涯学習の基礎を培うという観点に立っている。

さて、本校に学ぶ生徒の学力には大きな幅があり、目的意識・進路希望も多様化しており、生徒一人一人の個性に応じた多様な教育を推進することが急務となっている。この現状への対策として、多様な教科・科目を設定し、各教科においては、基礎・基本を大切にする観点から指導計画や指導方法を見直し、一層の工夫を重ね、生徒の進路達成と将来における自己実現を図ることをねらいとして主題を設定した。

 

二、研究の体制

 

(1) 研究推進委員会の設立

1) 研究推進委員会の構成メンバーは、各教科・各学年・各部(教務・生徒指導・進路指導)の代表とする。

2) 研究の方針、内容、研究等の原案を作成し、研究の方向性を検討するとともに各教科・各学年・各部の調整にあたる。

3) 研究推進委員会は、定期的に開催する。

 

三、研究の目標及び方法

 

(1) 研究に取り組む基本姿勢

1) 全教職員が共に研究する姿勢を持ち、常に創意工夫のある研究を進める。

2) 研究の成果を全員が共有できるものとし、授業の質的改善に結びつける。

1) 研究を通して、相互啓発や自己啓発が図られる研究とする。

 

(2) 研究目標

1) 一人一人の個性に応じた教育を推進する。

2) 生徒の進路希望が実現できるような学力を身につけさせる。

3) 基本的な生活習慣を確立させ、自主的に活動できる態度を育成する。

 

(3) 研究方法

1) アンケートによって生徒の実態を把握する。

2) 各教科・各学年・各部でそれぞれの特性を生かし、研究主題にそった独自の研究目標を設定し、研究を推進する。

3) 定期的に研究推進委員会を開催し、各教科・各学年・各部の調整を図る。

4) アンケートによって生徒及び教師の変容を知る。

 

四、各研究班の研究目標

 

〇一学年

基本的な生き方在り方の充実をめざして〜学習環境の美化清掃の充実〜

○二学年

基本的生活習慣の確立〜よりよい学習への取り組みをめざして〜

〇三学年

個々の生徒の進路目標の達成を目指す指導の研究〜現三学年の進路指導における計画と実践から〜

○生徒指導

基本的生活習慣の確立

○進路指導

個々の生徒の進路目標の達成を目指す指導の研究

○国語

漢字力の学習効果をあげるための実践研究

○地歴・公民

歴史的学習における自作資料の活用法に関する研究〜「祖父母が語る戦争体験集とを活用し

 

 

 


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