教育福島0216号(1999年(H11)01月)-012page
・「児童自らが読み深める」ために、今後も課題の設定の仕方を工夫していく必要がある。
(4) 「一人読み」の力を育てる指導 の工夫
1) 第六学年「石うすの歌」
2) 授業テーマ
ワークシートを活用して自分の考えを確かに持たせる実践
3) 授業の実際(省略)
4) 成果と課題
〇 前時に書き込みをしたワークシートを活用して話し合わせたことにより、話し合いの視点が明確になって読みが深まった。
・ ワークシートを活用しきれない児童も見られたので、個に応じて形式や内容を工夫し、どの児童も自分の考えを持てるようにしていくことが大切である。
(5) 読み取ったことを深めさせる相互学習の工夫
【その1】
1) 第四学年
「アナトール、工場へ行く」
2) 授業テーマ
学習形態の特性を生かし、読み取ったことを深め合う相互学習を試みる実践
3) 授業の実際(省略)
4) 成果と課題
〇 一人読み→ペア学習→全体での意見交換による深め合い学習という学習形態を踏むことは、どの子も自分の考えを持って自信を深め、発表することができるようになり効果があった。
・ ペア学習はまだ始めたばかりなので、今後も継続し、話し合いのさせ方を工夫していきたい。相互学習でより考えを深めるために、児童同士の話し合いの仕方を一層習熟させていく必要がある。
読み取ったことを話し合う
【その2】
1) 第一学年「くじらぐも」
2) 授業のテーマ
サイドラインや動作化をとおして、一人一人が文章を正確に読み取るための話し合い学習を試みる実践
3) 授業の実際(省略)
4) 成果と課題
〇 サイドラインは、叙述に着目させる上で効果があった。動作化は、体験を通して話し合うことができ、話し合い活動を活発化させるのに効果があった。
・ ようやく意見が言えるようになってきた一年生である。
今後は自分の読みと友達の読みを比較して、自分の読みを深められるような相互学習へと高めていきたい。
【その3】
1) 第三学年
「ちいちゃんのかげおくり」
2) 授業テーマ
話し合いカードを用いて読みを深め合う相互学習を試みる実践
3) 授業の実際(省略)
4) 成果と課題
〇 話し合いカードを用いることによって、まず友達の意見を聞き、次にそれを受けて話し合う相互学習の仕方が分かってきて、読みを深め広げることができるようになった。
・ 今後も話し合いカードを効果的に活用し、話し合いの仕方を身に付けて自分の読みを深め、読む楽しさを味わうことができるような相互学習の進め方を追究していきたい。
【その4】
1) 第五学年
動作化をとおして………………