教育福島0216号(1999年(H11)01月)-014page

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基礎的な知識と技能を

身に付け、主体的に学習する

子どもの育成をめざして

 

算数科「量と測定」「図形」領域に

おけるT・Tの指導を通して

 

会津若松市立行仁小学校

 

一 主題設定の理由

 

一 主題設定の理由

二十一世紀を間近に迎え、激しい時代の変化に主体的に対応できる力を育てることが強く求められている。このような状況の中、本校は、「心豊かでたくましい子」の教育目標達成のため、「進んで学ぶ子」「明るく思いやりのある子」「健康でたくましい子」の三つの子供像を掲げ、実践に取り組んでいる。また、平成九年度から本研究主題を掲げ、一人一人の子供の能力や個性やよさ・可能性の伸長に適切に対応し、主体的に学習する子供を育てるため、全校体制で算数科のT・Tの実践的研究を進めてきた。日常的なT・Tの指導を通して教師間を開き、全校的な協力体制づくりをしていくことは「総合的な学習の時間」など特色ある教育活動の土台となるものと考える。

 

二 研究の仮設

算数科「量と測定」「図形」領域において、次のような手立てを講じていけば、基礎的な知識と技能を身に付け、主体的に学習する子どもが育つであろう。

 

(1) 基礎的・基本的内容を洗いだし、主体的な学習をうながす評価をしていく。

(2) 学習意欲を喚起する単元構成を工夫し、問題解決学習の流れを重視した授業を展開していく。

(3) T・Tによる個に応じた支援を通して、子ども一人一人の思いや願いを生かした授業づくりをしていく。

 

三 研究の内容

(1) 基礎・基本の定着

1) 単元目標の分析や基礎的・基本的内容の洗い出し

2) 個々の学習活動に生かす評価の工夫

3) 授業における効果的な練習やチャレンジタイムの計画的運営

(2) 問題解決学習の充実

1) 学習意欲を喚起する単元構成

2) 自力解決の時間の保障と「学習のしかた」などの活用

3) 問題解決学習の流れにそったT・Tによる支援

(3) 個を生かしたT・T

1) 考えの多様さや学習進度に応じるT・T

2) 習熟の程度に応じるT・T

3) 興味・関心に応じるT・T

 

資料1 研究の全体構想

 

 

 

 

 


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