問5は、日本の対外政策の流れを基本的な知識をもとに正確に判断する力をみる問題であり、正答率は八・四%です。
7 近年の経済社会の変化についての公民的分野の問題
グラフや図などを用いて、日本経済の産業構造の高度化、流通の合理化、消費者問題などについて、基本的な知識・理解や思考力、表現力をみる問題です。
問2は、産業別国内総生産額の変化について、グラフを正確に読みとる力をみる問題であり、正答率は四二・五%です。
問3は、流通の合理化をあらわす身近な社会的事象の知識をみる問題であり、正答率は九六.○%です。
問5は、消費者保護のしくみについての知識や表現力をみる問題であり、正答率は四〇・二%です。
■ま と め
今後とも、次の点に留意して指導することが大切です。
一 基礎的・基本的な内容の定着
各分野の基礎的・基本的な内容を正しく理解させ、確実に身に付けさせる。
二 資料活用能力の育成
地図や統計資料などを正しく読みとり、多面的、多角的に物事を考察できる力を身に付けさせる。
特に、世界地理の分野では、資料を活用して他の地域との違いや共通性を考察する力を付けさせる。
三 思考力・表現力の育成
社会的事象について自分が考えたことや総合的に判断したことをまとめ、的確に表現する力を身に付けさせる。
(4) 表2は,地図に示した「東京の都心を中心とした50km圏」を10kmごとに分けて,それぞれの地域の1975年と1995年の人口を示したものである。この表から中心部と周辺部の人口の変化について読みとれることは何か。書きなさい。
また,その変化がおこったおもな理由は何か。次の二つの語句を用いて説明しなさい。
地価 住宅地
表2
1975年 1995年 0〜10km 4006千人 3251千人 10〜20km 7496 8399 20〜30km 4189 6475 30〜40km 3835 5787 40〜50km 1817 3459 (国勢調査報告により作成)
地図
社会 学力検査正答率 ( )内は部分正答率
問 題 小問 正答率(%) 1 融合問題(地理・歴史) 1 68.6 2 53.0 3 43.5 4 A 63.7 C 61.3 29.8 (8.1) 5 14.7 (3.4) 2 歴史的分野についての問題 1 47.7 2 32.6 3 64.7 4 48.1 5 28.3 (9.6) 3 公民的分野についての問題 1 30.1 2 40.6 3 51.5 4 58.0 (0.2) 4 地理的分野についての問題 1 38.5 2 ○ 39.4 ▲ 36.7 3 符号 34.1 県名 28.3 4 65.9 (0.4) 理由 53.0 (15.9) 5 公民的分野についての問題 1 31.6 2 41.0 (7.8) 3 X 78.0 Y 63.5 6 歴史的分野についての問題 1 57.5 2 問題点 57.1 (0.2) 目的 45.6 (0.1) 3 60.6 4 49.4 5 8.4 7 公民的分野についての問題 1 X 23.8 Y 59.6 2 42.5 3 96.0 4 59.6 (0.1) 5 40.2 (16.1)