教育福島0220号(1999年(H11)7・8月号)-014/52page
いわき、相双の地区ごとに高等学校を適正に配置する。
○ 全日制課程、定時制課程、通信制課程の特色を生かした多様な高等学校を配置する。
○ 通学区域を考慮して、魅力ある高等学校を配置する。イ 全日制高校の配置
○ 学校配置の基本方針
普通科の特色化を図り通学区域ごとに配置する。
普通系専門学科及び職業系専門学科を設置する学校については、地区ごとに配置する。
総合学科高校は地区ごとに配置する。
○ 学校の統合
〈隣接校の統合〉
同一町内にある二校または 同一市内にあって統合が可能な二校については、一学年の学級数が三校合わせて六〜八 学級になる場合に統合する。〈校舎方式による統合〉
隣接する市町村にある二学級規模の二校については、いずれかの学校において三年続けて、または双方の学校において同時に二年続けて、入学者数が募集定員の1/2以下である場合、その翌年度から統合し、それぞれの学校を校舎とする。
○ 小規模校の分校化
一学年二学級規模の本校において、入学者数が募集定員の1/2以下の状態が三年続いた場合、その翌年度から分校とする。
○ 分校の募集停止
一学年一学級規模の分校において、入学者数が募集定員の1/2以下の状態が三年続いた場合、他にその地域の進学を 希望する生徒を収容でき、その生徒にとって通学可能な高校があることなどを条件に、原則として生徒の募集を停止する。ウ 定時制・通信制高校の配置
○ 定時制高校は、新しい柔軟な学び方で高校教育を受けることができる単位制高校とする。
○ さまざまな学習歴を持つ生徒の学習の場、社会人の生涯学習の場としての活用を図る。
○ 通信教育の全県ネットワーク化を図る。〈定時制単位制高校の基本的な構想〉
○ 設置学科は普通科とする。
○ 昼間主コース及び夜間主コース間の併修を認める。
○ 定時制課程と通信制課程との併修を認める。
過去に修得した単位等を卒業に必要な単位として認定する。
技能審査の成果等を単位として認める。
○ 転編入学定員の特別枠を設ける。
○ 聴講制度を取り入れる。
〈定時制高校の配置〉
○ 昼間主コースと夜間主コースとからなる新しいタイプの定時制単位制高校を県北・県中・会津・いわきの各地区に配置し、専用の独立校舎を整備する。
県南地区については今後の在り方を検討する。
○ 県北・県中に現在配置されている定時制課程夜間部は、当該地区の新しいタイプの定時制単位制高校に統合する。
〈通信制高校の配置〉
3) 学級編制の基準について
○ 県中地区に、通信制課程と定時制課程を併置する高等学校を配置する。
○ 県内各地区に通信教育協力校を配置する。
○ 各地区の通信教育協力校に専用教室を確保する。
一学級あたりの生徒数は、当面四十人とする。
4) 学科の適正配置(職業教育の在り方を含む)ア 学科配置の基本的な考え方
○ 地区ごとに魅力ある学科を配置する。
○ 地区ごとに多様な特色ある学科を適正に配置する。
○ 県全体として、普通科・職業系専門学科・総合学科のおおよその比率を設定する。イ 学科配置の基本方針
○ 県全体の募集定員における普通科及び普通系専門学科の比率は六割程度、職業系専門学科の比率は三割程度、総合学科の比率は一割程度とする。
○ 生徒の多様な学習要望に応えるため、「学校間連携」などの方策を検討する。ウ 普通科の配置
普通科を設置する学校ごとに、類型やコース制を取り入れるなど特色化を図り、通学区域ごとに適正に配置する。
エ 普通系専門学科の配置
○ おおむね現在の設置状況を基本として地区ごとに配置するが、英語科の学科改編を検討する。デザイン科学科・体育科については、当該学科が配置されていない地区においては、系列やコース等を設け