教育福島0222号(1999年(H11)10月号)-017/52page

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平成十二年度 建築工事竣工
外構工事
展示工事
野外展示工事
収蔵品等の移転
平成十三年度 開館準備
開館
   

 

七 ボランティアの導入

文化財センター白河館では、「地域に開かれた、親しまれる施設」、「館の活動の活性化」を目指し、平成十三年夏の開館と同時に、ボランティアを導入します。

ボランティア登録前の研修の様子
ボランティア登録前の研修の様子

当館では、ボランティアを、「館の活動を支える支援者」、「当館と来館者をつなぐ連携者」、「活動を通じて自己啓発する学習者」と位置付けています。

平成十三年度ボランティア導入のために、本年度から計画的に「登録前研修」を実施しています。登録前研修は、本ボランティアの概要や趣旨を御理解いただき、各自の適性や希望を自ら判断することを、目的としています。

第一回の登録前研修は、八月二十二日(日)に白河市で実施し、約六十名の参加者を得ました。研修では「文化財センター白河館の概要」や「ボランティアの考え方」を説明し、「体験学習実演」の一端に触れていただきました。

第二回は十一月十四日(日)を予定し、山形県立うきたむ風土記の丘資料館、山形県高畠町まほろば古の里歴史公園の視察を予定しています。

 

八 展望

福島県文化財センター白河館(仮称)は、本県の文化財保護の拠点施設として、平成十三年夏の開館を目指しています。

収蔵・保管のみならず、展示・公開や研修を行う専用の施設としては、全国的に数少なく、注目を集めています。

文化財を死蔵することなく、広く県民に公開し、活用して、県民の文化財保護の意識の啓発に資するところは多大であることと思います。

現在検討中の、文化財の調査・研究の拠点施設である福島県文化財センター安達館(仮称)の整備が進展すれば、白河館の機能も一層充実することができ、県民の期待に十分応えることができると考えています。

地図

 

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