教育福島0223号(1999年(H11)11・12月号)-007/48page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

トレーナーの方に年の割に筋力が強いと言われ、懸命に毎日のリハビリに取り組んだ。おかげで順調な回復をとげ、平成八年にはカートでのゴルフ、平成九年には半ラウンド、平成十年には一ラウンドと次第に歩く機会を増やし、昨今は何とかご迷惑をかけないで一ラウンド廻れるようになった。熊本国体では六年ぶりに入場行進に参加が出来、これでひとまずリハビリ完了と自分に言い聞かせている。ここまで何とか回復できたのも、若い時からのスポーツで培った体力・気力の貯金があったからできたことと確信している。

かつて福島県立医大勤務の時、「からだが丈夫だ」と大威張りしていたところ、恩師の楠教授に「君、頭もからだのうちだよ」と言われ、その後は絶対に身体が丈夫だと広言したことはない。

スポーツ馬鹿ではいけないが、文武両道のスポーツマンを福島県に多数輩出させるべく今後も微力をつくす所存である。

福島県文化功労賞受賞

【著者紹介】

本宿 尚・ほんしゅくたかし

〔職 歴〕
昭和二十四年三月 東北大学付属医学専門部卒業
昭和二十五年十一月 岩手県厚生連盛岡病院勤務
昭和二十七年 十月 福島県立医科大学勤務
昭和三十四年 一月 福島県厚生連坂下厚生病院内科長として勤務
昭和三十九年 四月 福島県厚生連坂下総合病院院長を拝命
昭和四十四年 四月 公立藤田総合病院副院長として勤務
          七月 公立藤田総合病院院長を拝命
平成   六年 五月 公立藤田総合病院院長を退職
          六月 公立藤田総合病院名誉院長の称号を贈られ現在に至る

〔役職歴〕
昭和五十八年四月〜現職 福島県立医科大学客員教授
昭和五十九年三月〜平成八年三月 全国国保診療施設協議会副会長
昭和五十九年四月〜現職 福島県バスケットボール協会会長
平成元年四月〜平成八年三月 財団法人福島県体育協会副会長
平成元年六月〜平成四年三月 全国自治体病院協議会常務理事
平成二年二月〜平成三年三月 日本体育協会スポーツ科学専門委員
平成二年八月〜平成四年八月 厚生省公衆衛生審議会専門委員
平成三年二月〜現職 (財)福島県体育協会スポーツ医・科学委員会委員長
平成四年四月〜平成六年三月 福島県医師会副会長
平成九年四月〜現職 財団法人福島県体育協会常務理事

〔表彰及び叙勲〕
昭和六十一年十月 労働大臣表彰
昭和六十二年四月 藍綬褒章
平成七年十一月 勲四等旭日小綬章
平成十一年十一月 県文化功労賞

[検索] [目次] [PDF][前][次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。