教育福島0224号(2000年(H11)1月号)-035/48page

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○講義「生きる力を育む特別活動」

【講師】
一班 東京家政短期大学教授 成田國英先生
二班 文教大学教授 高橋哲夫先生

<三日目>

○演習「特別活動におけるコンピュータの活用」

 ●教育センターで開発した進路指導用ソフト「働く人々に学ぶ」の紹介
 ●ソフト活用についての演習

○講義「これからの特別活動の指導の在り方」

【講師】
福島市立南向台小学校長 松浦芳孝先生

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三 研修者の感想より

○特別活動は来年度から新学習指導要領で実施ということは知ってはいたものの、実際どのように年間指導計画等の作成を行うのか正直言ってわかりませんでした。講義の中から方向が見えて来たように思えます。

○講師の先生の講義の中で、教師の指導性についての話が特に勉強になった。我々が特別活動に取り組もうとすると方法や技術研究に関心がいってしまうが、それ以前に教師の問題が非常に大きいことがわかった。また、計画段階における教師の関わり方や「自治」と「自治的活動」の明確な違い等参考になった。

○来年度の特別活動における移行措置について詳しく知ることができ大変有意義だった。特にクラブ活動の時数問題や学活(二)の内容の変更点など具体的に教えていただいた。児童の実態を踏まえ、来年度の教育課程の編成に生かしたい。

○今回の講座で印象に残ったことは、「生きる力」を育むための特別活動の重要性がますます叫ばれているということです。講義の中で言われた「しなやかな社会性」や「異年齢集団活動」の重要性は、私が今後特別活動を進めていく上で重要な柱となるものです。

○「特別活動指導上の諸問題」では、実際問題を生のまま聞いたり話したりし、みんな同じようなことで悩んでいることを知りとてもいい励みになった。解決策としての他の学校の実践例を聞くことができ、とても勉強になった。

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四おわりに

特別活動は、児童・生徒の自主的活動や自治的活動を重要な特質とし、その活動の展開を促す教師の適切な指導が極めて重要です。学級活動をはじめ特別活動の指導の充実のため、また、先生方のニーズにこたえることができるよう講座内容や、運営等の工夫・改善を図り次年度に生かしていきたいと思います。先生方の受講をお待ちしております。


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