教育福島0224号(2000年(H11)1月号)-039/48page

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いて学習したことを発表するとともに、渡瀬川で一緒にヤマメつかみを行いました。

第二回(九月実施)では白河一小の「ふれあいミニ運動会」に参加し、第三回(十月実施)では、同じく白河一小において、本校児童全員が数名ずつ分かれて各学級に入り、授業や給食を共にしました。大きな集団の中で生活することのない本校児童にとって、得難い体験となりました。本校の保護者も白河一小のPTA役員との交流を図ることができました。

児童が実際に授業を共にするまでに、段階を踏みながら行った三回にわたる交流事業は、大きな集団の中でも主体的に行動できる力を育成する上で、とても貴重な取り組みであったと思います。



世界の料理食べ歩き、給食を通しての国際理解

矢吹町立矢吹中学校


本校の学校給食は、“いい土、いい水、いい空気”「地場産米で夢のある楽しい給食」をスローガンに、月ごとにテーマを決めて実施しています。九月は“世界の料理食べ歩き”のテーマを設定し、食べ物を通して世界の食文化に触れ、国際理解を深めることにしました。

地元矢吹の特産品を集めた献立を皮切りに、お隣の韓国・中国、そして、東南アジア・ヨーロッパ各国をめぐりアメリカヘ、地球をぐるりとひと回りして、再び日本食で締めくくる日程は、世界旅行をしている楽しさがありました。

「今日はどこの国の料理だろう」と献立表を覗き込む生徒たち。「最近、トマトを使った赤い料理が多いね」など、生徒は五感で世界の食文化に触れていました。

また、世界各国の料理を食べているうちに、和食の給食を懐かしがる声を聞くと、国際理解と同時に、日本の食文化を見直す良い機会でもあったと感じております。

本校では、今後も生徒の関心の高い「食」を通しての、国際理解や健康教育などの、様々な取り組みを実践していきたいと考えております。

学校給食をおいしそうに食べている様子
アメリカ料理のポークビーンス等を
おいしそうに食べている様子



生涯学習の一貫としての学校施設の開放

東村教育委員会

斬新な設計の校舎で、平成十一年二月に体育館が新設され、地域の家庭バレーボールやスポーツ少年団のソフトテニスの練習会場として夜間貸与しています。今後も地域の情報発信基地として、開かれた学校を目指していきます。

熱心な受講生たちへの個別指導
熱心な受講生たちへの個別指導


東村長期総合計画から、生涯学習の一貫で学校教育施設の活用を積極的に進めるため、東中学校では、東村中央公民館主催のパソコン教室の会場として、コンピュータ室を開放しています。

今年度のパソコン教室は、九月三十日(木)から計六回、毎週木曜日の十八時三十分〜二十時まで開きました。対象は村内在住者で、村防災無線等で希望者を募りました。受講者は応募多教の中から十八名が選ばれました。二十代〜六十代と幅広い年齢層、また、初心者もいれば経験者もいて、バラエティーに富んでいました。講師は昨年度から引き続き中学校教諭が担当し、各回ごとの受講内容も受講生の実態に応じて作成しました。受講生は少しでも向上しようと積極的に質問していました。また、教諭と和やかに話したりしている姿は微笑ましいかぎりでした。


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