教育福島0224号(2000年(H11)1月号)-042/48page

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平成十一年ふくしまの教育

―主なできごと―



県教育委員会では、平成十一年をふりかえり、一年間の教育に関する様々なできごとの中から主なものをあげてみました。


「福島県立図書館情報ネットワークシステム」本稼動、また開館時間を延長

県立図書館は、四月一日から「福島県立図書館情報ネットワーク」を本稼働させ、コンピュータによる迅速・広域的なサービスを開始した。これにより、館内に設置された利用者用コンピュータでの蔵書検索や、インターネットを利用しての蔵書検索も可能になった。

また、六月一日からは、利用者の要望にこたえて、平日の開館時間を一時間三十分延長し、午後七時まで利用できるようになった。

教育情報衛星通信ネットワーク(エルネット)運用開始、「地域ネットワークセンター」オープン

教育センターでは、親局の国立教育会館と衛星通信で結び、全国規模での教職員研修等に活用するエル・ネット(Education Learn-ing Network)の運用を七月から始めた。現在、教職員等中央研修講座を利用した研修会や蓄積したビデオ映像の活用等が図られているが、今後、双方向通信機能を生かして本県から全国に情報を発信したり、県内の各学校ヘインターネットを通じ各種講座を配信することも期待されている。

また、九月二十日、教育センター内に先進的教育用ネットワークモデル地域事業の地域ネットワークセンターがオープンし、整備された基盤設備を活用して福島県(福島市、郡山市、伊達町)と山形県(米沢市、鶴岡市)の四十一校が「先導的な教育実践に関する研究開発」を行っている。

アクアマリンふくしまの「シンボルマーク」決定

平成十二年七月の開館を目標に、いわき市小名浜港に建設を行っている海洋文化・学習施設(愛称:アクアマリンふくしま)のシンボルマークが、全国二千五百十点の応募の中から選ばれた。

作品は、展示のテーマである「潮目の海〜黒潮と親潮のであい」をイメージさせるものであり、宝石のアクアマリンをもイメージさせるものとなっている。

広域スポーツセンターを開設
〜総合型地域スポーツクラブの育成・定着を支援〜

平成十一年度から三カ年にわたる文部省委嘱事業として、総合型地域スポーツクラブの育成・定着を支援する機能をもつ広域スポーツセンターを開設した。

広域スポーツセンターには、Jヴイレッジを指定し、有資格指導者の派遣、スポーツ交流大会・指導者講習会の開催等をとおし、総合型地域スポーツクラブの全県的な普及を推進していく。

「くまもと未来国体」で本県選手が活躍

本県選手団は、二十七競技で入賞を果たし、男女総合一、〇五八点、女子総合五五二・五点を獲得し、天皇杯十八位、皇后杯十五位と、ともに十位台をキープした。

特にカヌー競技の女子総合優勝をはじめ、本年より正式競技になったゴルフにおいて少年男子で三位入賞を果たし、スキー・水泳・陸上競技・テニス・ウエイトリフティング・自転車・軟式野球・フェンシング・弓道・山岳・なぎなたにおいても好成績をおさめた。

県文化財センター白河館(仮称)建設工事に着手、愛称は「まほろん」に決定

白河市白坂に、平成十三年夏に開館する県文化財センター白河館(仮称)は、文化財の収蔵・保管、研修、展示、体験学習、情報発信などを行う公開施設で、七月に造成工事が竣工し、八月には建築工事に着手した。

また、愛称募集により、三、八四一点の応募があり、最優秀賞には「まほろん」が選ばれた。この


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