教育年報1958年(S33)-034/83page
b 開催された研究集会
(1)特殊学級教育研究会
時 33・7・12(土)〜13(日)
所 相馬市立中村第一小学校
主催 県教委事務局
主題1)特殊学級における教育課程について
2)特殊教育における指導記録について
3)学級経営上当面する問題について
(2)特殊教育研究集会
時 34・1・23(金)〜24(土)
所 平市福島整肢療護園
主催 福島県特殊教育研究会
共催 県教育事務局
主題 (1)とおなじ
(3)所見
前記(1)(2)の研究会は,精薄・肢体不自由・身体
虚弱を通じくの集会として計画され,学級担任は
もちろん学校長の参加も多く,形式・内容ともに
従来にみられない充実ぶりを示した。
教育課程については,いちおうの結論をえたの
で,次回は学習指導法についての研究を深めよう
との段階にまで発展した。
B 盲ろう学校の教育
福島盲聾学校の盲学科校舎・平盲聾学校校舎の改
築が落成し,33年4年から使われている。これを機
として,県内盲聾学校の教育がいっそう向上するよ
う期待したい。
本年度行われた研究集会等のおもなものは,次の
とおりである。
a 東北北海道地区盲学校理療科教育研究会
時 33・10・3(金)〜4(土)
所 福島盲聾学校
b 東北地区聾学校言語指導ならびに職業教育研究
会
時 33・10・6
所 福島盲聾学校
なお本年度は,盲聾教育80周年にあたり,記念式
典が文部省の主催によって行われた。その際,表彰
をうけた本県関係者は次のとおりである。
太田辰雄(郡山・病院長)大塚喜一郎(平・
マッサージ業)小松良基(会津・社長)富岡武雄(平・
商業)長沢恒亮(福島・教員)野崎満蔵(平・
交通業)横山貞吉(会津・元教員)米山高実(会津・
医院長)西坂藤三郎(福島・元教員)
11.幼稚園教育の実施状況
本県を会場として,
「昭和33年度(東日本)幼稚園教育指導者講座」
が実施された。次にその概要を述べる。
A 目的
幼稚園教育において解決を要する当面の諸問題を
とりあげて研究協議し,指導者としての基礎的教養
および指導能力を高め,幼稚園教育の改善充実をは
かる。
B 主催
文部省,福島県,福島県教育委員会,福島大学,
福島市,福島市教育委員会
C 期日
昭和33年8月17日(日)から20日(水)まで(4日
間)
D 会場
福島市立福島第一幼稚園
E 参加都道府県(かっこ内は参加人員)
北海道(7),青森(5),岩手(6),宮城(12),秋田(5),
山形(5),福島(57),茨城(14),栃木(15),群馬(15),埼玉(10),
千葉(8),東京(37),神奈川(12),新潟(6),山梨(5),
長野(5),静岡(11)
※18都道府県 235人
F 参加者
(1)指導的立場における幼稚園の園長・教育等の
うち,都道県教育委員会または都道府県知事の推
薦する者。
(2)教育養成大学長の推薦する附属幼稚園長・教
員等。
(3)都道県,市区町村教育委員会の指導主事のう
ち,都道県教育委員会の推薦する者。
G 日程
第1日 8.30〜 9.00 受付 9.00〜9.30 開会
6.30〜10.00 日程説明話打合せ
10.00〜11.30 講演
11.30〜12.00 班別研究
12.00〜13.00 昼食
13.00〜16.00 班別研究
第2,3日
8.30〜16.00 班別研究
第4日
8.30〜14.30 班別研究
14.30〜15.30 講演
15.30〜16.00 閉会
H 講演
(第1日)「幼児の表現活動について」
福島大学教授 田口孝之
(第4日)「幼稚園における指導計画のたてかたに