教育年報1958年(S33)-042/83page
公民館 塩川町 60 15 〃 内郷市 60 15 テレビ1台を購入する事業 常磐市(湯本) 60 15 〃 計 394 図書館 会津若松市 500 50 図書1400冊を購入する事業 郡山市 350 25 図書1500冊を購入する事業
C 公民館職員講習会
=社会教育委員,公民館審議員,公民館長,
公民館主事を主として参加対象とした=
趣旨 社会教育法の一部改正要点の説明と,社会教
育委員,公民館審議員,公民館長,公民館主
事の果す役割について再検討する。
期 日 10月7日(午前9時〜午後4時)
場 所 郡山市図書館
参加者 76名
内 容 (1)法改正の要点説明(30分)
海野社会教育主事
(2)その解説(120分)
宮地文部省社会教育課長
(3)施設の見学
郡山市民館,郡山公民館,郡山図書館
(4)分科会
○社会教育委員,公民館審議員の果すべき
役割はなにか。
○公民館主事の主なる任務はなにか。
主として討議されたこと。
社会教育委員の青少年指導に関する助言の内容が
バラバラな形で働きかけられる傾向が生じ易い。
社会教育委員,公民館審議員に研究の機会を数多
くもつようにしたい。
公民館主事の数は,住民300人に1人宛位ほしい。
公民館の事業を行うときは主事が主として働くべ
きで,青年会の行う事業は,青年自ら行うようにし
たい。社会教育事業を公民館主事がすべてをうけお
うという考え方を改めたい。
3.青少年指導
=どこに目標をおいてどんなこと
をやってきたか=
A 本年度青少年指導の目標
次代を背負う青少年の健全な成長と発達をはかる
には,学校教育の充実と相まって,社会教育の領域
からも,強くとりあげられなければならないことは
今更いうまでもない。
かかる観点から,急速に変化する社会,新旧文化
の複合の中にあって,ともすればその安定と自信を
そう失しがちな青少年を,正しく確実な学習と実践
に導き心身ともに健全な勤労人として,適確に問題
を解決する知性高い文化人として,権利と義務を自
覚して行動する社会人として情操豊かな民主人とし
ての資質を養うことは,青少年教育上きわめて重要
なことである。そのため本年度は特に
(1)青少年の自主的な集団活動をとおして社会道
徳を高めていく。
(2)青年学級における職業教育ならびに科学教育
を充実していく。
(3)青少年団体における生産活動をもり上げていく。
(4)青少年の健全な野外活動を盛んにしていく。
(5)実業高等学校との連けいを密にしていく。
と,いったところに指導の重点をおいてきた。
B どんな施策を講じてきたか
このような重点目標のもとに市町村教育委員会と
協力し次の事業を実施した。
a 青年学級研究協議会
勤労青年教育上,青年学級の占める位置の重要性
にかんがみ,職業教育の振興をはかるため
・職業技術教育のねらい
・学習課程の編成
・職業教育をすすめるための施設・設備
・指導者(講師組織)
・経費
などを主題に6月25・6・7の2泊3日,猪苗代
町県積慶寮において,文部省青少年係長川崎繁事務
官を招き開催した。
参加者,青年学級主事,講師,講師補佐等95名。
b 青少年団体指導者講習会
これまでの青年団体活動のあり方を検討し,地域
青年活動を促進するため
・地域青年団体の性格,目的
・青年団体活動の内容
・効果的な学習活動のすすめ方
・リーダーの役割
等を主題に,県連合青年会と共催で開催した。
会 場 期 間 講師 参加者 会津方部 積慶寮 7月2・3・4日 平沢薫 90名 県南方部 朝日会館 7月19・20・21日 福屋武彦 95名 県北方部 婦人会館 7月22・23・24日 〃 68名 浜通り方部 浪江町請戸 8月5・6・7日 吉田昇 88名
なお11月15・16・17日の2泊3日,猪苗代町県積
慶寮において市町村教委青少年指導担当者を対象に,