教育年報1958年(S33)-055/83page
きたことはこれが関係当事者としても誠に喜ばしい
次第である。
ここに昭和33年度の普及充実のために行ってきた
主要事業の概要を記し参考に資したい。
A 第二回県学校給食振興大会
昨年度第1回の大会(福島市)に引続き本年度第
2回の大会を平市で開催したが地元関係者の絶大な
る協力により約300名の参加者を得て盛会のうちに
終了した。
その開催内容は次のとおりである。
a 主催 日本学校給食会
福島県教育委員会事務局
財団法人福島県学校給食会
平市教育委員会
b 期日 昭和33年7月13日
c 会場 平市立平第一小学校
d 特別講演
「近代学校と学校給食」
東京学芸大学教授 文学博士 倉沢剛
e 研究発表
(1)「学校給食の栄養価をどのようにして高めてき
たか」
福島市渡利小学校 養護教諭 小豆畑政
(2)「完全給食の実施について地域の啓蒙をいかに
して果したか」
安積郡日和田小学校 教諭 橋本六五郎
(3)「学校給食における栄養指導について」
会津若松市日新小学校 教諭 稲庭芳子
(4)「当校における完全給食実施4カ月のあゆみ」
勿来市勿来第一小学校長 竹岡伝
f 分科会
(1)第一分科会
学校給食実施上の隣路はいかに解決したら
よいか
(2)第二分科会
給食時の指導はいかにしたらよいか
(3)第三分科会
学校給食の栄養管理はいかに強化したらよ
いか
g 全体協議
(1)学校給食の施設設備に対する国庫補助増額の件
(2)学校給食用製パン施設設備にたいする国庫補
助の件
(3)学校給食従事職員の法制化に関する件
B 農村普及事業の実施
農村地帯における完全給食普及を目的に同地域の
未実施学校を対象として第1年度第2回および第2
年度第1回の講演会および調理講習会を県内3カ所
の普及センター校で開催し今後の農村における完全
給食普及に多大の努果を収めた。
その開催内容は次のとおりである。
a 第1年度第4・4半期(第2回)の開催内容
(1)主催 全国学校給食連合会
福島県教育委員会事務局
財団法人福島県学校給食会
双葉郡富岡町教育委員会
安積郡日和田町教育委員会
喜多方市教育委員会
(2)期日および会場(センター校)
4月21・22日 双葉郡富岡第一小学校
4月22・23日 安積郡日和田小学校
4月23・24日 喜多方市松山小学校
ただし各会場とも第1日目は講演会,第2日目は
調理講習会
(3)参加者
講演会―市町村長・市町村議会議員・市町村教育
委員会員・学校長・教師・PTA・その他の関係
者等計100名
調理講習会―給食主任・養護教諭・栄養士・調理
人等計100名
(4)講師
(a)講演会
(中央講師)
東京都衛生局公衆衛生部栄養課長
医学博士 桑原丙午生
(地方講師)
勿来市川部中学校長 門馬政雄
(b)調理講習会
(中央講師)
食糧産業研究所長 農学博士 川島四郎
(地方講師)
会津若松市教育委員会事務局保健体育課
栄養士 渡辺晴子
b 第2年度第2・4半期(第1回)の開催内容
(1)主催 全国学校給食会連合会
福島県教育委員会事務局
財団法人福島県学校給食会
相馬市教育委員会
白河市教育委員会
南会津郡田島町教育委員会
(2)期日および会場(センター校)
11月4・5日 相馬市日立木小学校
11月6・7日 白河市白河第4小学校
11月8・9日 南会津郡田島小学校
ただし各会場とも第1日目は講演会,第2日目は
調理講習会
(3)参加者
参加者は前回と同じく講演会100名,調理講習会