教育年報1959年(S34)-031/121page

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教育評価研究会  白石猪次
高  生活指導協議会 佐藤広治


e,指導書・手びき書の作成

 へき地教育の振興と,道徳教育の強化をめざし,また

移行措置の徹底を期して次の指導書,手びき書を作成し

た。研究学校の研究集録は,本年度からB版2列組みに

改めて内容の充実をはかった。

◎山村教育研究集録        B5版 90ページ

◎道徳の時間の指導        A5版 173ページ

◎カウンセリングの手びき      A5版 160ページ

◎中学校教育課程移行措置資料   A5版 98ページ

◎移行期間における算数の取扱い  B5版 105ページ

◎移行期間における数字の取扱い  B5版 80ページ

◎昭和34年度研究学校研究集録   B5版 230ページ

 3 教育課程の改訂

A 教育課程の改訂と移行措置について

a,昭和34年度の授業時数

 このことについて,昭和34年3月4日付「昭和34年度

小・中学校授業時数について」により,第1表,第2表

のとおり,標準授業時数を示した。

 この標準授業時数は,改訂学習指導要領(特に小学校

については,教育課程の移行措置に関する文部事務官通

達)の趣旨と,昭和33年度の実施状況などから考えて定

められたものである。

(別表1)    昭和34年度小学校標準授業時数

第1各教科   道徳

区分\学年 1 2 3 4 5 6
A 各教科 国語 204〜238
(6〜7)
245〜280
(7〜8)
245
(7)
245
(7)
210〜245
(6〜7)
210〜245
(6〜7)
社会 68〜102
(2〜3)
70〜105
(2〜3)
105〜140
(3〜4)
140
(4)
140
(4)
140
(4)
算数 102〜136
(3〜4)
140〜175
(4〜5)
175
(5)
210〜245
(6〜7)
210
(6)
210
(6)
理科 68〜102
(2〜3)
70〜105
(2〜3)
105
(3)
105〜140
(3〜4)
140
(4)
140
(4)
音楽 68〜102
(2〜3)
70
(2)
70
(2)
70
(2)
70
(2)
70
(2)
図画・工作   70
(2)
70
(2)
70
(2)
70
(2)
70
(2)
家庭         70
(2)
70
(2)
体育 102
(3)
105
(3)
105
(3)
105
(3)
105
(3)
105
(3)
B 道徳 34
(1)
35
(1)
35
(1)
35
(1)
35
(1)
35
(1)
C 各教科・道徳の総業授時数 816
(24)
875
(25)
945
(27)
1,015
(29)
1,085
(31)
1,085
(31)

(備考) 1,授業時数の1単位時間は45分とする。

     2,かっこ内の授業時数は,年間授業日数を35週(第1学年において34週)とした場合における週

      当り平均授業時数である。

     3,各学年における各教科もおよび道徳の授業時数の計は,上表のC欄(各教科・道徳の総授業時

      数)によるものとする。

第2 教科以外の活動・学校行事その他教育活動

  各学校においては「第1」の表に示すもののほか,教科以外の活動(児童会活動・学級会活動・クラブ活動)お

 よび学校行事その他の教育活動を実施するものとする。

  なお,その実施については次の各項によるものとする。

 1,児童会活動については,時間を特設しないで実施することができる。

 2,学級会活動については,毎週一定の時間をあてることが望ましい。ただし,1回の実施時間は,低学年におい

  ては15分以上,中・高学年においては25分以上とする。

 3,クラブ活動については,中学年以上の各児童について年間35時間以上実施することが望ましい。


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