教育年報1959年(S34)-040/121page
第1表 実験実習費
事 項 33年度 34年度 高等学校費 6,527千円 9,716千円 盲ろう学校費 18 11
第2表 実験実習費課程別配分表
事項 普 通 農 業 工 業 商 業 水産 家 庭 通常 定時制 通常 定時制 通常 定時制 通常 定時制 通常 通常 定時制 理科 80〜100 50 50 50 35 50 35 50 50 35 職業 240 500 355 100 65 320 120 85 注 普通,通常課程の理科の配分比は生徒1人当り年
間平均履修単位が5.0以上を100円。4.3〜4.9
が90円。3.7〜4.2が80円とする。
なお施行にあたって留意した点は次のとおりである。
1,電気,ガス,水道等の光熱水費は一般所要量と区別
しにくいので含めない。ただし鋳造用コークス,ガスコ
ークスはこの限りでない。
2,機械,器具,工具等の修理費は含めない。
3,対象は職業課程,理科のみであって普通課程におけ
る「職業に関する科目」および「図画・工作」等の科目
の実験実習は含めない。
4,備品および消耗品の種目区分は,概ね左の標準によ
る(福島県財務関係諸規程,告示第5条を参照とすること。)
5,福島県財務関係諸規程,告示第7条に示す物品。た
だし実験実習を目的とする類似物品も含むので,前記4
項を参照すること。
6,各科の本年度予算費目は商業課程のみ消耗品費に文
具費が含まれているので,その他の課程は消耗器材費の
みであるから注意すること。
7,実験実習は産業教育総合計画(第二次計画)の実験
実習費の項目を参考とし,本年度はできるだけ間接材料
費に含む品名を購入すること。また数量もできるだけこ
れに準ずること。
実験実習費の予算化に伴い,各高等学校,盲ろう学校
における実験実習は乾天に慈雨を得たように活発化して
きたことは論をまたないところで,誠に慶賀にたえな
い。今後はその適正な執行をはかるとともに,予算の増
額を望んでやまない。
5道徳教育・生活指導
A 努力目標
県教委(学校教育課)の努力目標の主要な項目の一つ
として次のようにかかげ,その徹底を期した。
道徳教育・生活指導の徹底
1,学校教育全体を通しての人間尊重の精神の徹底
2,道徳の時間における指導計画と指導方法の研究
3,生活指導組織の整備と運営の改善
4,個人理解についてくふうと問題児童生徒の指導の徹底
B 道徳教育・生活指導関係通達
道徳教育ならびに生活指導に関する教育長通達のおもな
ものは,次のとおりである。
◎春季全国交通安全運動の実施について(34・5・21)
◎夏期休暇中における児童生徒の指導および学校の管理
について(34・6・30)
◎夏期休暇中における生徒等の就労について(34・7・14)
◎道路をまもる月間について(34・7・14)
◎秋季全国交通安全運動の実施について(34・10・1)
◎冬期休業中における児童生徒の指導および学校の管理
について(34・12・8)
◎夜間課程生徒の下校時における警察官パトロールの強
化について(34・12・3)
◎「新しい道徳教育のために」の刊行について-通知-
(34・5・28)
C 道徳教育・生活指導関係研究学校
昭和34年度県教委指定研究学校のうち,道徳教育なら
びに生活指導関係の研究学校は次のとおりである。なお
研究成果は研究発表会を開催して,すでに公表し,ある
いは公表を予定して進められている。
a,道徳教育-小学校
(1)研究指定校
二本松市立杉田小学校
(2)研究主題
「地域に即した道徳教育」
(3)研究発表会 35・2・11
b,道徳教育-中学校
(1)研究指定校
須賀川市立須賀川第三中学校
(2)研究主題
「中学校における道徳教育の研究」
(3)研究発表会 34・11・11
c,生活指導-高等学校
(1)研究指定校
四倉高等学校
(2)研究主題
「自主性を高めるための生活指導」
(3)研究発表会 35・1・22
d,生活指導-高等学校
(1)研究指定校
富岡高等学校
(2)研究主題