教育年報1959年(S34)-078/121page
らよいか。
○中間発表 11月12日
(2)安達郡大玉村立玉井小学校
○発達段階に応じた器械運動の指導
○中間発表 10月27日
(3)石川郡石川町立野木沢小学校
○器械運動における段階的指導
○中間発表 11月10日
(4)双葉郡浪江町立大堀小学校
○保健体育におけるグループ活動をどのようにするか。
○狭い運動場をいかす体育施設・設備と指導をどうするか。
○中間発表 10月28日
(5)須賀川市立西袋中学校
○徒手体操,器械運動,ダンスを主とした学習指導法の
研究
○中間発表 11月25日
(6)喜多方市立喜多方第一中学校
○系統的学習の効果的指導
○中間発表 11月6日
(7)河沼郡湯川村立笈川中学校
○徒手体操の効果的指導と生活化を図るにはどうすれば
よいか。
○中学校における巧技の指導をどのようにすればよいか
○中間発表 10月23日
(8)南会津郡下郷町立旭田中学校
○中学校における陸上競技の指導法の研究
○中間発表 11月2日
研究指定校全体についてみると,教育に対する情熱が
学校の内外に溢れ,児童生徒は元気溌剌として明朗積極
的で,かつ自主的である。これは体育科教育を通じて学
校教育全体に好影響を与えていることを物語っているも
のである。そこから指導法を生み出し,カリキュラムを
編成し,指導の努力点を把握していることは実際に即し
たもので,能力のあるものは大いにのばし,遅れている
ものは個別に指導している点がよく現れていた。
運動技能は高く,当該学年以上のところも少くなかっ
た。態度や人間関係においてもよく指導されていた。
施設・設備では非党な努力がなされたことはその学校
のみならず地域にとっても大きな収益である。これを裏
返えせば,県内の各学校の施設・設備はまだまだ貧困で
あるのではないかとも考えられる。
F スポーツ巡回指導
本県のスポーツを一段と強化させるため,県内四地域
において巡回指導をなし,もって指導者の資質の向上と
選手の技能強化をはかるのがねらいである。
a,主催 県教委事務局,県体育協会,県高体連,県中
体連
b,実施種目 バレーボール,サッカー・ラグビー・ハ
ンドボール,剣道
c,会場 福島市,郡山市,若松市,平市
d,内容
(1)各競技のルールの解説,審判法
(2)基本技能,応用技能,ゲーム
e,日程各2日間
今年度は時期的に多少遅かったが,主として選手の強
化練習には大いに効果があった。種目によっては,合宿
訓練によって強化をはかりたいもの,普及の段階のもの
等があるが,それそれ種目に適応した方法で実施した。
今後は年度始めに実施したい。
G 第二回福島県体育研究大会
体育を学理的,実践方法的に研究し,もって保健体育
の向上をはかるため,県内体育関係者の参集のもとにこ
れが研究大会を開催した。
a,期日 10月17日・18日
b,会場 白河市立白河第一小学校
c,特別講演 日本体育大学長 栗本義彦氏
演題「今後の体育指導のありかた」
d,研究発表 第1日は白河一小の発表会
第2日一般発表者及び研究指定校の発表 11名
e,参加者 350名
f,研究集録 研究発表内容を要約し,特別講演の全内
容を集録に編集した。
この大会は県内小学校から大学までの指導者の集会
で,全体を一丸とした研究協議の機会であるので,極め
て有意義に終了することができた。特に今年度は,会場
を研究指定校にし,その学校の発表会と併せて大会とし
たため,参会者にとっても大へん有効なものであった。
こん後も会場はこのようにしてゆきたい。
H 学校ダンス講習会
小学校および中学校の学習指導要領の改訂にともな
い,特にダンスの指導能力を高め,もって教職員の資質
の向上をはかるのがそのねらいである。
a,期日 昭和35年1月16日・17日(棚倉)
昭和35年2月13日・14日(喜多方)
b,会場 棚倉町立棚倉小学校
喜多方市立喜多方第一小学校
c,講師 福島大学学芸学部 西間木リツ氏
d,内容
(1)学習指導要領ダンスの取扱いかた。
(2)実技
e,参加者 各会場とも120名
ダンスについては4月に指導者養成講座で一応指導者
の養成をはかってきたが,特にこれをとりあげて普及向
上に努めた。またダンスについては,福島県体育研究会
等でも数ケ所で実施し効果を収めた。
1 小学校・中学校教育課程研究協議会
小学校は移行の第1年目,中学校は移行の準備として