教育年報1959年(S34)-096/121page
点を最後に取り上げた。
診断,治療といってもテスト結果のみをもって考察し
たにとどまっているので,現場において臨床的に研究さ
れ,なおいっそう適切な指導法が確立されることを願っ
ている。
3 教育広報
A 月 報
広報の任務は教育委員会の方針,事実に関する知識や
見解も,広く一般教育関係者および県民に伝えることに
よって,教育委員会行政の円滑な運営に寄与するにある。
すなわち。県教育委員会の仕事を理解し好意をもち,
協力していただけるよう,活動を活發化させなければな
らない。
33年度をふりかえり広報活動の全般を述べることにする。
a,編集方針
34年度頭初において,月報編集委員が任命され,つぎ
のような編集方針を確定した。
(1)委員会行政の推移や方針をわかり易く知らせる。
(2)教育関係者の研究に役立たせる。
(3)親しまれる月報にするよう編集に工夫をする。
b,刊行計画
(1)年10回発行,毎月1回,但し4,5月・2,3月は合併号。
(2)規格 B5版 16頁 中質紙使用
(3)発行部数 2,000部
(4)無償配布
(5)配布区分
34年度は発行部数を増し,小・中・高校の分校まで配
布出来るようにしたのが特色である。
区 分 冊数 区 分 冊数 小学校 554 地方課 2 中学校 369 財政課 2 高等学校 69 県会事務局 2 小学校分校 315 警察本部 2 中学校分校 23 文教委員 12 高校分校部 43 記者クラブ 12 出張所 32 福大図書館 2 市町村長 122 教組 3 教育委員会 121 短大・私立高校 9 公民館 122 文部省 7 県教育委員会 74 全国都道府県 46 県立図書館 10 五大都市 5 県庁内 予備 32 文書広報課 3 編集用 5 統計課 2 計 2,000
c,内 容
年間主要行事を一らん表にして次にかかげる。
昭和34年度福島県教育委員会月報年間主要記事早わかり
項 目 発刊号
△法令・管理に関するもの
○教育委員会事務組織 4・5
○福島県スポーツ振興5カ年計画 4・5
○夏期認定講習実施要項 6
○研究学校一らん 6
○結婚税金について 7
○外地引揚者の退職手当に特別措置 8
○初任給引上げに伴う俸給表等の改正 8
○公立文教施設費国庫負担金の割 8
○恩給在職期間の通算について 8
○福島県の文化財一らん 7,8
○免許状取得について 9
○「地方教育費」調査結果概要 10
○給与条例の一部改正 11
○昭和35年度県公立学校教職員採用試験要項 11
○昭和35年度教科書採択状況 11
○昭和35年度高校入学者選抜要項 11
○ユース・ホステル活動 12
○高等学校教育課程改訂の基本方針 12
○教組よりの質問状に答えて 12
○助教諭・講師の退職手当支給割合引上げ等
について 12
○日本学校安全会設立 2・3
○就学時の健康診断と事後措置 2・3
△研修・指導に関するもの
○どんな仕事をしているのだろう
―福島県教育調査研究所― 4・5
○本県の藤原文化 4・5 6,7
○近づく夏休みにどのような計画がなされた
らよいだろうか 7
○指導委員の設置 8
○教育課程の改訂内容
―教組よりの公開質問を中心として― 8
○鎌倉時代の建築 8,9
○基礎的運動能力等の調査 9
○第2回福島県国語研究会 9
○農山村における定時制教育の新しい進め方 10
○教育課程はこれでよいか 10
○鎌倉時代の彫刻 10,11
○県数学教育研究会35年度研究テーマ 11
○保健体育研究指定校めぐり 11
○高等学校開放講座を開設して 12
○フイルムの構造,フイルムの接合 12
○福島県の絵画 12,1
○第14回国民体育大会をかえりみて 1
○全国学力調査結果の報告
―文部省の中間報告に関連して― 1
○35年度地区別社会科学習指導法研究会の運