教育年報1960年(S35)-067/135page

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 第5回 大石俊雄  第6回 新城猪之吉

 第7回 矢部保太郎,二瓶清

 第8回 鈴木貞次郎,正木蔚

 第9回 (本年度)

     広瀬敏(相馬郡鹿島町 史学研究)

     飛田明喬(田村郡三春町 洋画)

 文化功労賞として女性が最初に授与された。詳細は

 「教育行政」4項参照のこと。

  6視聴覚教育

A 一般状況

 重点目標として,1)地域視聴覚ライブラリーの育成と

充実2)視聴覚教育指導者の養成の2点とした。

 近年益々この教育の重要性が認識され,文部省では7

月に「視聴覚教材の利用」を発刊,県内においても各地

に研究会 (例・35・11・11〜12第5回へき地学校放送

教育研究東北大会・茂庭会場)や講習会が教多く開催さ

れ,その内容も充実している。地域視聴覚ライブラリー

は,高田,坂下,柳津が合同して理想的規模である管内

を一円とした「両沼ライブラリー」が誕生し,南会西部

を除く県内全域に25のライブラリーが組織された。教材

教具,特に映写機と教育フイルムは,各地区とも充実に

努力しているが,その活用は残念ながら十分とはいえな

い。

B 東北地区視聴覚ライブラリー委員会

a,東北地区視聴覚ライブラリー委員会は,教育長が委

員長,社会教育課長が事務局長となり事務局を担当し,

第1回は35・4・29〜30,常磐市,第2回を35・11・25〜26,

函館市を会場として委員会を開催,運営について協議した。

b,東北地区視聴覚ライブラリー技術講習会

(1)趣旨 視聴覚教育における技術の向上をはかるた

め,教材管理上の必要な知識と,最近非常に普及してい

る和製映写機の技術について研修を行なう。

(2)期日 36・1・16〜18

(3)会場 県教育委員会視聴覚ライブラリー

(4)講師 米国大使館技師 松沢一雄

(5)参加者 東北各県教育委員会視聴覚ライブラリー技術担当者

 各県2名

(6)技術担当者の講習会であるため,和製各映写機の特

色と分解,修理等について専門的研究を行なった。

C 第8回福島県視聴覚教育研究大会

a,目的 視聴覚教育の問題点を解明して学校教育,社

会教育の進展をはかる。

b,期日 35・11・8〜9

c,会場 全体会場,浪江小学校

d,研究主題 視聴覚教育を前進させるために,その問

題点をどのように解決するか。

e,講師 お茶の水大学教授   坂本彦太郎

     日本学視連常任理事  柳下貞一

f,部会 分科会

 第1部会 6部会18分科会

 第2部会 6部会 6分科会

g,全体会 パネル

h,参加者数 850名

i,効果 35年7月改定指導要領に準拠した「視聴覚教

材の利用」が文部省より出され,それによる視聴覚教育

の方向と利用の実際について学校教育関係者は特に認識

を深め,今後の研究の課題を確認した。社会教育関係者

は,実際利用面の弱さが明らかとなり,具体的研究を進

めることの必要性が確認された。

D 1960年教育映画祭

a,目的 この1年間に製作された教育映画の中の最高

作品,並びに世界各国の代表的な教育短篇映画の試写会

と,記念講演会を行ない,一般に公開するとともに教育

映画に対する関心を高める。

b,期日 35・11・17

c,会場 郡山市民会館

d,講師 福島大学学芸学部 島田啓二

e,上映作品

 日本教育短篇映画 8本

 国際教育短篇映画 6カ国分(6本)

f,参加者数 3,100人

g,効果 マス・コミのなかでの映画,その映画の中で

教育映画のしめる役割と重要性を,日本と外国のフイル

ムと講演によって認識し,今後における視聴覚教育の振

興に寄与する点が多かった。

E 新作教育映画研究協議会

a,目的 新作教育映画の試写を行ない,教材選択の便

をはかるとともに,これが社会,学校教育における効果

的な利用をはかることについて研究協議する。

b,期日・会場・参加者数
期 日 会   場 参加者数
1 35・ 6・20 棚倉小学校 285
〃  6・21 塙町中央集会所
2 〃  8・12 川俣中学校 194
〃  8・13
3 〃 11・11 坂下小学校 258
〃 11・12
4 36・ 2・ 1 平第一小学校 146
〃 2・ 2 平市公民館

c,協議

(1)地域ライブラリーの育成と充実の具体的方法

(2)視聴覚教具教材の充実について


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