教育年報1960年（S35）-078/135page

・日本学校安全会支部関係予算の増額を要望する。

・へき地,離島学校保健管理補助会を増額するよう要望

する。

・学校環境衛生の維持改善および児童生徒の保健管理等

に要する費用の国庫補助および増額を要望する。

・保健室の施設,設備に要する経費に対し,国庫補助の

制度を設けることを要望する。

◎学校保健専門職員の待遇改善と適正配置を要望するの

件

・学校医,学校歯科医,学校薬剤師の待遇改善並びに眼科,

耳鼻科等の専門校医の設置に関し国の積極的な施策

を要望する。

・保健主事を定員外として配置することを要望する。

・養護教諭の定数基準を別枠として養護教諭を確保する

　ことを要望する。

・養護教諭必置の実現を期するため,学校教育法第103

条を撤廃するとともに,国立の養成期関を速やかに設置

することを要望する。

・栄養士を学校給食実施に必置するよう要望する。

◎学校保健活動の円滑な運営に必要な法令の改正を要望

するの件。

・教員養成課程において,学校保健安全を必修にするよ

う要望する。

・学校環境衛生検査基準の即時制定を要望する。

・文部省体育局を保健体育局と改名を要望する。

・学校教育法ならびに学校給食法の一部を改正し,

栄養教諭制度の確立をはかるよう要望する。

・文部省に全国保健大会の補助金を増額するよう要望す

る。

◎その他

・う歯半減運動の推進について。

・文部省で行なう学校保健表彰の対象に,地区の学校保

健会を加えるよう要望する。

・学校給食における調理員の検便の法制化を要望する。

d,分科会並びに班別会

　学校保健の諸問題を8分科会20班に分け,研究討議し

た。大要下記のとおりである。

(1)分科会並班の組織一覧

分科会名(会場)	班名	指導者	助言者	司会者	副司会者	司会者補助	参加人員
第一分科会(平商業高等学校)	総会	一場武之(宮城)		石坂栄之(岐阜)	塚越弘平(福島)		490名
	1班		宮本忠義(長野)	作山佐助(福島)	刈宿敏夫(福島)	米本恒久	283
	2班		円谷秀夫(福島)	森沢栄晴(高知)	伊藤竹雄(福島)	浦山貞一	129
	3班		今井豊三(福島)	吉川浩次(新潟)	田野入直人(福島)	佐藤今朝雄	78
第ニ分科会(平第一中学校)	総会	辻義人(福島)		鈴木光四郎(福島)	鈴木五郎(福島)		343名
	1班		水野俊夫(東京)	三橋重(福島)	仲川重一(福島)		204
	2班		永山芳男(東京)	藤田三郎(栃木)	古田愿(福島)		139
第三分科会(磐城高等学校）	総会	水野俊夫(東京)		武光多四郎(群馬)	金沢善次(福島)		727名
	1班		武光多四郎(群馬)	大坪大仙(長崎)	加藤徳重(福島)	猪狩勝雄	329
			村田憲一(埼玉)
	2班		浅野輝雄(宮城)	高橋弘(岩手)	浦井芳蔵(福島)	熊谷久	165
			高橋惣右衛門(福島)
	3班		黒沢公助(福島)	福井研造(山口)	勝山力衛(福島)	鈴木孝次	170
	4班		山内直人(福島)	皆方巌(福島)	大竹源三郎(福島)	荒川末寿	63
第四分科会(平工業高等学校)	総会	村上賢三(石川)		羽島岩雄(富山)	根本小平治(福島)		451名
	1班		遠藤勉(福島)	沼崎忠蔵(福島)	高橋一郎(福島)	根本篤	273
	2班		佐川武夫(福島)	伊藤雅毅(福島)	伊藤良策(福島)	反保忠司	111
	3班		新谷茂(福島)	村田春男(福島)	新田清吾(福島)	古川トヨ子	67
第五分科会(平第二小学校)	総会	植松稔(新潟)		浦辺秀夫(静岡)			267名
	1班		広瀬勝馬(山梨)	河原田十吉(福島)	森川藤次(福島)	遠藤正文	161
	2班		草野仁(福島)	武藤武利(福島)	渡辺太郎(福島)	佐藤吉雄	106