教育年報1960年(S35)-086/135page
c,会場 会津若松市立謹教小学校
d,特別講演
演題 「食生活の改善と学校給食について」
講師 宇都宮大学農学部教授 農学博士 中村延生蔵
e,分科会
(1)第一分科会「学校給食の開設にあたって困難点は何
か,またこれを解決するにはどうしたらよいか。」
◎助言者 南会津郡田島町立田島小学校長 河原田十吉
福島県教育委員会事務局保健体育課
主事 阿部寿雄
◎司会者 会津若松市立一箕小学校長 山中俊夫
◎研究発表者「本校における学校給食の開設について」
会津若松市立永和小学校教頭 笠原公夫
(2)第二分科会 「学校給食費の徴収管理を効果的にす
るにはどうしたらよいか。」
◎助言者 相馬郡小高町立福浦小学校長 伊賀好
財団法人福島県学校給食会主事 長谷川弘
◎司会者 河沼郡河東村立河東第一小学校長 角田均
◎研究発表者 「わが校における学校給食費の徴収とそ
の管理について」
西白河郡東村立釜子小学校長 真船釣寿
(3)第三分科会「学校給食所要栄養量の基準を確保す
るには具体的にどのような点に留意したらよいか。」
◎助言者 福島市立杉妻小学校長 川口忠正
財団法人福島県学校給食会技師 大槻三平
◎司会者 会津若松市立永和小学校長 古川吉弥
◎研究発表者 「学校給食栄養量の基準確保のための留
意点について」
勿来市立勿来第一小学校栄養士 助川延子
f,全体協議
(1)議長 会津若松市立城西小学校長 目黒友一
(2)提出議題
◎学校給食完全実施のため,学校給食施設設備に対する
補助金を大巾に増額するの件,のほか4件
財団法人福島県学校給食会北会津支部提出
◎学校給食共同調理場施設設備に対し国および県が補助
するの件のほか1件 勿来市学校給食委員会提出
B 学校給食普及事業の実施
財団法人福島県学校給食会と共催にて県内各出張所単
位に,給食未実施の市町村及び学校,PTA関係者を対
象に開催し完全給食の普及推進に大きな効果をあげてき
た。その実施内容は講演及び試食会で,開催期日,場所
は次のとおりである。
管内別 期日 会場 信夫 7月 5日 松川町立金谷川小学校 伊達 7月28日 梁川町立梁川小学校 安達 8月26日 二本松市立杉田小学校 安積 7月29日 安積町立安積第一小学校 岩瀬 8月27日 鏡石村立鏡石第一小学校 南会津 8月29日 只見町立只見小学校 北会津 8月31日 猪苗代町立猪苗代小学校 耶麻 7月 7日 塩川町立駒形小学校 両沼 9月20日 会津高田町立高田小学校 西白河 8月17日 東村立釜子小学校 東白川 1月24日 棚倉町立近津小学校 石川 7月18日 石川町立沢田小学校 田村 9月 9日 大越町立大越小学校 石城 8月19日 内郷市立御■小学校 双葉 7月16日 楢葉町立楢葉北小学校 相馬 7月26日 相馬市立飯豊小学校 岩瀬 1月25日 須賀川市立須賀川第二小学校 北会津 2月11日 河東村立河東第一小学校 (注) 岩瀬,北会津管内は二回実施す。
C 学校給食用パン品質の改善対策
a,パン品質検査
6月中旬から下旬にかけ,県内5地区において実施す
る。あその検査成績次のとおりである。
区分 検査試料件数 外観(30点) 内相(70点) 計(100点) 県内 平均 前回 92 22.1 48.2 70.3 今回 100 22.8 45.4 68.2 県北地区 平均 前回 17 23.0 48.9 71.9 今回 17 23.0 47.1 71.0 県南地区 平均 前回 33 21.2 48.2 69.4 今回 35 21.8 45.2 67.0 会津地区 平均 前回 8 22.9 51.4 74.3 今回 9 23.5 48.9 72.4 石城地区 平均 前回 28 22.5 47.2 69.7 今回 32 22.9 43.5 66.4 相双地区 平均 前回 6 21.5 46.7 68.2 今回 7 23.6 46.0 69.6 (註) 前回(昭和35年2月検査)
今回(昭和35年6月検査)
b,パン試験焼
昭和36年度から下記のとおり原料配合規格を改訂し,
パン品質の改善をはかる目的をもって試験焼を行った。
原料 現在規格 改訂規格 摘要 小麦粉(強力粉) 50% 60% 1.試験焼製法 〃(準強力粉) 50 40 中種法 イ一スト 2 2 2.試験焼工場 食塩 2 2 福島市柳屋総本店 ショートニング 3 3 郡山市小椋パン店 砂糖 3 2 平市市川パン店 ブドウ糖 2 c,パン委託加工工場調査指導
パン委託指定工場の実態を調査し,併せて適切な指導