教育年報1961年(S36)-052/193page

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ついて,各単位を目標に計画した。

(4)教職専門科目については,小学校の全教科につ

いての教材研究及び中学校の全教科についての教科

教育法を各2単位,教育原理及び教育心理学を各1

単位計画した。

(5)主会場を郡山市とし,ここに,半数以上の科目

を開設した。

 東日本精神薄弱児教育講座(免許法認定講習)につ

いては,文部省の計画に基づく同講座に免許法認定

講習として必要な事項を勘案し,受講者の中希望者

について成績を審査のうえ,異常児の教育,異常児

の病理各1単位を附与したものである。

会場地 開設科目 附与単位数
郡山市 国文学 55
日本史 51
統計学 32
化学 34
音楽理論 53
美術理論 53
運動生理学 50
住居学 24
英語学 10
代数学 46
声楽 36
彫塑 57
体育実技 46
育児学 41
社会科教材研究・教科教育法 22
算数 科〃   〃 26
数学
理科     〃   〃 25
音楽科   〃   〃 39
図画工作科〃   〃 52
体育科   〃   〃 78
家庭科   〃   〃 33
国語科   〃   〃   39
道徳教育の研究 35
福島市 体育管理 39
工業 18
国語科教材研究,教科教育法 34
教育原理 45
若松市 哲学 39
生物学 59
社会科教材研究・教科教育法 28
図画工作科 〃   〃 30

平市 国語学 63
絵画 34
理科教材研究・教科教育法 23
音楽科 〃    〃 29
教育心理学 49
道徳教育の研究 31

2 校長研修会

 小・中学校長に対し,学校管理,教科指導,教職員

指導監督等について研修を行ない,教育水準の向上

に資するために文部省がその経費の一部を支出して実

施する行事である。本県としては,昭和35年度から

3年計画をもって実施しており,本年度はその第2年

秋に当る。

 実施状況は次のとおりである。

(1)主催 文部省 福島県教育委員会

(2)期日,会場,参加者範囲

 昭和36年10月13日(金)

 会津若松市立謹教小学校講堂

 会津4出張所管内小,中学校長等

                約200名

(3)講師及び演題

 ○ 指導的立場における自信の問題

  (学校長の倫理感・世界観・教育観等に取材して)

  東京都教育委員長 木下一雄氏

 ○ 学校管理の問題点

  文部省視学官   花岡博氏

 ○ 文部省主催校長・指導主事等研修講座報告

  喜多方市立松山小学校長 遠藤仲男氏

(4)日 程

 9:30開会,15:00閉会

 中央講師2名の講演各2時間

 文部省校長研修講座報告 30分

(5)実施状況

  1) 今回の研修会は,まず期日の点において講師

 の都合により3転し,9月20日→10月20日→10月13

 日と決った。

 この点関係各方面に迷惑をかけたが,北会津出張所

 の努力により準備万端,当日の日程も異状なく実施

 された。特に机・腰掛があったことは研修上きわめ

 て便利であった。

  2) 講師の講演について〜花岡視学官の岐阜県教育長

時代の体験を生かしての講演「学校管理の問題

 点」は感銘深いものがあった。また木下先生の「自

 信の問題」は校長としての自信に筋金を入れるもの

 として有意義なものであった。

  3) 参加者は,会津地区全円の小・中学校長であ

 り,特別の事情のある者を除いてほとんど出席し,


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