教育年報1961年(S36)-056/193page

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 次に交付者の研究主題,職,氏名を列記する。

(順序不同)

・「明治初期洋風建築の東北への伝播について」

   郡山工業高校教諭 草野和夫氏

・「福島県群類誌(特に石灰岩上蘚)にいて」

   松川産業高校教諭 樋口利雄氏

・「白河市南湖の湿原発達過程および陸化傾向につい

  て」

   白河中央学校教頭 荒井覚広氏

・「南会津郡荒海山付近の地質について」

   会津若松一中教諭 高橋紀信氏

・「福島県の古墳文化について」

   郡山第五中学校教諭 成田克俊氏

・「白河市近郊農村における村落社会の構造」

   白河高校教諭 片岡義和氏

・「知的発達に関する諸要因の分折」

   富岡第一中学校教諭 小泉泰次氏

・「文章題を中心とした算数の困難点とその指導法」

   会津若松市立鶴城小学校教諭 二瓶義喜氏

・「理科実験器具の考案製作」

   川俣町立福田中学校長 内藤順氏

・「高校におけるセミ,ミクロの化学実験」

   保原高校 教諭 石井善十氏

 交付金額は一件につき1万円均等とし,総額10万円

 である。

第3節 教育課程

1 小 学 校

(1)新学習指導要領の全面実施

 昭和37年度は,新学習指導要領に基づく,いわゆる

新教育課程が,余面的に実施にうつされた意義深い年

度であった。次に,これまでの経過の大要を記してみ

よう。

○昭和33,8,28 学校教育法施行規則の一部を改正

 する省令(文部省令第25号)が公布され,「学習指

 導要領」の法的基準性が明確になった。

○昭和33,10,1 小学校学習指導要領が告示(文部

 省告示第80号)され,道徳については即日施行,道

 徳以外については昭和36年度から施行される旨が明

 示された。

○昭和34,2,6 文部省から,「小学校の教育課程

 に関する移行措置について」,各都道府県教育委員

 会等あて通達された。

○昭和34,3,20 県教委から,「小学校の教育課程

 の移行措置について」,各市町村教委員あて通達

 し,同時に「小学校の教育課程に関する移行措置

 資料」(A5版73ページ)を,各市町村教育委員会,

 各小中学校あて配布した。

○昭和36,1 県教委においては,「小学校教育課程

 編成上の留意事項」ならびに「小学校各教科設備

 基準」を作成し,各市町村教育委員会,各小中学校

 あて配布し,趣旨の徹底に努めた。

 ※「小学校教育課程編成上の留意事項」

  のうち,「1 一般的事項」を次に掲げる。

1 各学校において編成する教育課程には,各年度ごとに次の内容を含むようにすること。

 (1) 教育課程編成の方針

 (2) 各教科,道徳,特別教育活動,学校行事等の授業時数(一覧)

  1) 各教科,道徳

学年\区分 各教科
国語 社会 算数 理科 音楽 図画工作 家庭 体育 道徳
第1学年  
第2学年                    

  2) 特別教育活動

学年\区分 A学級会活動 Bクラブ活動 計(A+B) C児童会活動
第1学年
第2学年        

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