教育年報1961年(S36)-074/193page

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(生徒数215人)である。なお,設置学校名と学級

数は次のとおりである。(カッコ内が学級数, 

線は本年度新設)

 〔小 学 校〕

 福島四小(3)大笹生小(2)二本松南小(1)

芳山小(2)須賀川一小(1)須賀川二小(1)棚倉小(1)

石川小(3)城西小(1)東山小(1)喜多方一小(2)

平五小(1)小名浜(2)湯本二小(2)

浪江小(1)中村一小(3)湯本一小(1)長倉小(1)

小高小(1)原町一小(2)謹教小(1)

 〔中 学 校〕

 福島四中(2)信陵中(1)郡山二中(1)

須賀川二中(1)石川中(1)若松二中(1)平三中(1)

小名浜一中(1)中村一中(1)湯本一中(1)

白河中央中(1)原町一中(1)

 2) 病弱虚弱

 現在(37.3.15),県内の病弱虚弱特殊学級

は,小学校4学級,中学校4学級,計8学級である。

なお,設置学校名と学級数は次のとおりである。(カ

ッコ内は学級数,設置場所)

 〔小 学 校〕

 藤田小(1・藤田病院)開成小(1・郡山病院)

須賀川一小(1・須賀川国療)大野小(1・大野病院)

 〔中学校〕

 県北中(1・藤田病院)郡山六中(1・郡山病院)

須賀川三中(1・須賀川国療)大野中(1・大野病院)

(2)特殊学級の課題

 文部省では,昭和36〜40年の5年間に,全国の

市および人口3万以上の町に対し,精薄学級の設置を

計画的に勧奨することになっている。県内14市につ

いて,文部省計画による必要学級数と現有学級数をく

らべてみると,合計34学級の不足となる。その内訳

は次のとおりである。

 福島市(小1・中2)二本松市(小1・中2)

郡山市(小2・中3)白河市(中1)会津若松市(中2)

喜多方市(中2)平市(小2・中2)内郷市(小2・中2)

常磐市(中1)磐城市(小1・中2)勿来市(小2・中2)

原町市(中1)相馬市(中1)須賀川市(中1)

 そこで本県としては,昭和37年度から,少なくと

も毎年8〜10学級くらいずつ新設することが必要に

なってくるわけで,大きな課題となっている。

(3)研究集会等の実施

 1) 昭和36年度特殊教育研究集会

 ◇主催 県教委・浪江町教委・県特殊教育研究会

 ◇期日 36.6.13〜14

 ◇会場 浪江町立浪江小学校

 ◇講師 東京都台東区立黒門小学校教諭

             相沢勇一郎

 ◇研究主題

  特殊学級の指導技術―特に図画工作科の指導

 について

  特殊学級経営の改善―特に教育課程ならびに

 指導要録について

2) 昭和30年度精神薄弱教育講座(福島会場の部)

    実  施  要  項

1 目 的

  現に養護学校,特殊学級において精神薄弱教育に

 従事している教員のうち,比較的経験の浅いもの,

 およびこれから養護学校,特殊学級の教員になろう

 とするものに対し,その資質の向上をはかることを

 目的とする。

2 主 催

  文 部 省 福島大学 福島県教育委員会

3 後 援

  飯坂町教育委員会

4 期 日

  昭和36年7月28日(金)〜8月4日(金)(8日間)

5 会 場

  飯坂町立大鳥中学校   (電話 飯坂150)

6 受講者

  秋田  山形  岩手  宮城

  福島  群馬  茨城  千葉

  埼玉  東京  神奈川 山梨

  の12都県

  各都県の受講者割当数は,10名程度とするが

 昨年度の講座以降に20学級以上の特殊学級が新

 設された都県等においては,多少の増加はさしつ

 かえない。

7 講師および講義題目

 (1)特殊教育の現状

     文部省特殊教育主任官  辻村泰男

 (2)精神薄弱児の病理

     福島医科大学教授     丸井琢次郎

 (3)精神薄弱児と精神衛生

     福島大学教授        須藤春一

 (4)精神薄弱児と社会

     東京大学教授        三木安正

 (5)精神薄弱児の心理

     福島大学助教授      工藤正悟

 (6)精神薄弱児の診断と判別

     東京教育大学講師     杉田裕

 (7)養護学校,特殊学級の編成

     文部事務官         花熊四郎

 (8)精薄児の成長発達の段階と社会生活能力

     東京学芸大学助教授   山口薫

 (9)精神薄弱児の教育課程

     文部事務官         花熊四郎

(10)精神薄弱児教育の変遷

     東京教育大学講師     杉由裕


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