教育年報1961年(S36)-177/193page

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 1)2)等の印は人口2万以上の町村をあらわす

 ★印は人口2万以下であるが,県教委事務局出張所のあるところ

 ?印は調査のときに記入されてなかっただけで,ゼロであるわけはないという意味

(2) 共同で行なってきた事業

 共同で行なってきた事業は,性質上二つに分けることができる。一つは公共図書館協会に加入している機関の

職員自体及び将来加入してもらえる可能性をもった公民館等の職員自体のためのものであり,もう一つは図書館

とか公民館図書部等を利用する側の,つまり住民のために共同で読書普及を行なうことである。

 昭和36年度県公共図書館協会事業実施一覧
年月日 事業名 開催地
   36. 4.13 監事会 福島
5.11 第13回総会並びに評議員会 田島
12 第9回福島県図書館大会
     6. 8 製本講習(イトイ式)
9  〃  ( 〃  ) 原町
14  〃  ( 〃  ) 須賀川
15  〃  ( 〃  ) 喜多方
     7. 7 職員実務講習会 郡山
8.29 常任評議員会
   10.25〜26 「分類と目録」セミナー
30 読書グループ代表者懇談会 福島
11.7〜8〜9〜10 (日本図書館協会70周年記念大会) 東京
     8〜19 地方史研究会並びに地方史料展(近世) 福島
30 井上靖「著者と読者の集い」
   12. 4〜 5 加入館館長会議並びに評議員会 飯坂
   37. 2.17 常任評議員会 福島
18 第10回読書感想発表県大会
(これまでに8地方発表会を行った)
3.18 松田解子「著者と読者の集い」 常磐

(3) 職員勉強会の足跡

 昭和36年度をかえりみて楽しかったことといえば

今こそ中断しているが,昭和35年度から続けてきた

「職員の勉強会」ではないかと思う。当番になった者

は,もちろん重荷と感した場合もあったろうが,こう

して勉強会の足跡をふりかえって見ると,自分の名前

がないといって寂しがるだろう。ここにのっていない

人たちは,当番にあたったとき,丁度出張から帰って

きたようなときに当り,研究発表にかえて出張報告な

どをしたからで,実際には殆ど全員が何かしら勉強を

して,それを職員全体に披露してきた。「佐藤文庫」

約10万点に及ぶという資料の委託を受けたりして,

職員勉強会は中断しているが,県下に図書館の仲間を

増やそうとすれば,まず率先して県立図書館の職員が

各方面にわたって実力をつけておきたいと願っている

わけである。

 この勉強会の特長は,必ずしも図書館業務に関係し

ないことでも,勉強のテーマとしてとりあげることを

奨励し,寝ても覚めても図書館々々々といった具合に

頭がかたくなることを戒めている。しかし,それでも

勉強会の足跡をふりかえって見ると,やはり図書館業

務に関連したことが多い。

  職員勉強会の足跡
氏名 題名 摘要
半沢強 

(整理係)

図書館活動の諸問題 文部省主催中堅図書館員講習会における講義の伝講
若月洋次郎

( 〃 )

館報編集の技術 企画,執筆,原稿の整理,校正の技術上の要点
渋谷喜雄

( 〃 )

ドキュメンテーション ドキュメンテーション解説について
半沢哲郎

( 〃 )

レコードの整理について 選択,購入を除く,レコードの目録,分類,排架,保存上の注意について


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