教育年報1962年(S37)-092/169page

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5) 内 容

ア.研究主題 社会教育委員の性格と役割

 ・公民館の整備充実と活動の振興方策

 ・勤労青年教育の振興方策について

 ・成人教育の振興方策について

 ・社会教育の総合的推進について

イ.講演 変ぼうする社会における社会教育のあり方

6) 効果 社会教育委員が社会教育の現状を把握し委員

 の役割が理解され,社会教育計画,総合的推進など積

 極的な動きがみられる。

4 総合社会教育研究協議会

1) 目的 社会教育行政と社会教育に関連ある行政機関

 団体が相互の理解を深め,緊密な連けいと協力のもと

 にそれぞれの行なう教育活動を総合的に進めるための

 方策について研究協議し,社会教育の振興および地域

 社会の発展に寄与する。

2) 主催 福島県教育委員会,福島県,喜多方市教育委員会,

 喜多方市,郡山市教育委員会,郡山市,原町市教育委員会,

 原町市。

3) 期日,会場,参加者数

期    日 会     場 参加者数
12月10〜11日 喜多方市公民館 107名
〃  12〜13日 郡山市公民館 131名
〃  14〜15日 原町市公民館 101名


4) 講師 文部省社会教育官 諸井三郎

       〃  高橋真照

      福島大学  堀口知明

5) 参加者 市町村役場,教育委員会関係者,公民館関

 係者,公明選挙,貯蓄推進,青少年問題協議会,新生

 活運動,商工会議所,商工会関係者。

6) 内容 「社会教育と社会教育に関連ある一般行政機

 関団体の行なう教育活動を総合的に進めてゆくための

 具体的方策について」を研究主題とし,勤労青少年教

 育の振興についてとくに農村青年の教育体制,都市の

 年少青年教育体制について研究し,また,成人教育の

 振興方策として,社会教育活動と公明選挙常時啓発運

 動との関係,さらに生活の合理化運動との関連につい

 て研究協議した。

7) 効果 現在行なわれている社会教育の具体的内容を

 とらえ,それぞれの関連ある機関,団体が相互に理解

 し協力し合うことによってはじめて社会教育を総合的

 に進めていく必要性と可能性が認識され社会教育の今

 後のあり方について大きな示唆を与え,意義深いもの

 があった。

5 社会教育研究地区

1) 目的 社会教育の総合計画を樹立するため,基本的

 な地域課題について調査研究し,その実践の方途を考

 究することにより総合社会教育を推進するための拠点

 として社会教育の研究地区を指定した。指定地区の熱

 意と協力によって相当の効果をあげてきた。

2) 指定地区

管内 研究地区 管内 研究地区
信夫 吾妻村 両沼 金山町
伊達 国見町 西白河 表郷村
安達 本宮町 東白川 塙町
安積 喜久田村 石川 石川町
岩瀬 須賀川市 田村  船引町
南会津 田島町 石城 勿来市
北会津 会津若松市 双葉 浪江町
耶麻 喜多方市 相馬 原町市


6 みどり号の巡回

 みどり号のもつ機能を生かし県下市町村を巡回して社

会教育上の問題点について研究協議し市町村社会教育

の振興,充実をはかるため16管内,市町村を巡回し社会

教育研究地区,文部省委嘱婦人学級,県実験青年,婦人

学級訪問,各地区の社会教育研究協議会に参加するなど

市町村の総合社会教育推進に努めてきた。

巡回期日 管内 巡回市町村
5.16〜 5.19 東白川 矢祭町,棚倉町,塙町,鮫川村
5.22〜 5.25 石川 浅川町,古殿町,玉川村,大東村
6.5〜 6.8 伊達 梁川町,保原町,国見町,霊山町
6.27〜 6.30 西白河 白河市,東村,表郷村,西郷村
7.17〜 7.21 南会津 舘岩村,只見町,南郷村,檜枝岐村
7.25〜 7.28 安積 安積町,田村町,熱海町,三穂田村
8.22〜 8.25 北会津 猪苗代町,磐梯町,河東村,北会津村,会津若松市
9.4〜 9.8 両沼 湯川村,会津坂下町,会津高田町,金山町
9.24〜 9.26 耶麻 高郷村,山都町,西会津町,喜多方市
9.27〜10.5 田村 中田村,船引町,大越町,滝根町
10.22〜10.25 安達 東和町,岩代町,白沢村,本宮町
11.20〜11.23 岩瀬 岩瀬村,長沼町,天栄村,須賀川市
12.10〜12.14 双葉 大熊町,川内村,楢葉町,久ノ浜町
12.19〜12.22 信夫 川俣町,飯坂町,吾妻町,松川町
1.8〜 1.12 相馬 新地村,相馬市,鹿島町,大舘村
2.19〜 2.23 石城 勿来市,磐城市,四倉町,三和村,川前村


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