教育年報1962年(S37)-099/169page

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 31 双葉郡川内村中央   婦人学級

 32 〃  大熊町中央     〃

 33 原町市大瓮         〃

 34 相馬郡小高町東部中央 〃

3) 予算執行額

ア.県実験婦人学級………1万円宛 2学級分

イ.文部省委嘱婦人学級………4万円 34学級分

4) 効果 各学級とも地域の実情と学級生の要求にそっ

 た学級編成により,十分な調査を基盤として,学習内

 容を設定し,計画的,継続的に実施,学習方法,運

 営ともに創意工夫し,大きな効果をおさめた。なお婦

 人学級生大会その他の各研修会,また資料などにその

 事例発表の機会をもち,他に好影響を与えた。

8 協力しておこなった他の婦人関係事業

1) 県婦人問題会議

ア.目的 第14回婦人週間行事としておこない,テーマ

 にもとずいて,経験や悩みを話しあい,婦人の地位向

 上と新しい生活秩序をそだてることに役立てる,

イ.期日,会場,参加者数

期日 会場 参加者数
37. 4. 9 福島市公民館 230名
4.18〜19 磐城市公会堂 320名


ウ.内容

テーマ「変化のはげしい社会の中で生活を再検討し新し

   い生活秩序を育てる」

 ・社会の変化にともなって新しくおきている問題につ

  いて考える。

  (消費,余暇生活。安全について。農村生活,習俗

  など)

 ・新しい秩序をそだてるための基本的態度を養う。

  (生活における自主性。科学性。人間性の尊重,市

  民としての共同責任感など)

2) 県婦人団体連合会会長研修会

ア.目的新しい視野にたつ民主団体とするための研究

 を進め,併せて会長としての資質の向上をはかる。

イ.期日,場所,参加者

 37.5.21〜22 県婦人会館 420名

ウ.内容

 研究主題「社会の変化と婦人団体の運営」

 共同研究題

 (ア)団体運営のために

  婦人会の目標や性格。組織運営。事業計画と実施方

 法。

 (イ)生活に秩序を育てるために

  人間性の尊重と団体における自主性。生活における

 科学性。市民生活の共同責任

 (ウ)世の中の新らしい動きを知るために

  消費生活の問題。余暇生活。家族,職業について。

 安全。習俗について。

3) 県婦人大会

ア.目的 県婦連発足10周年を記念し,過去を反省し,

 希望ある将来を築くために婦人の力を役立てる。

イ.期日,会場,参加者

 37.9.3福島市公会堂 1,800名

ウ.内容

 ・講演「民法上の婦人の地位とこれからの婦人」

 ・全体討議「県婦連10年の歩みとこれから」

 ・演劇鑑賞「婦人会あれこれ」

4) 生活問題研究協議会

ア.目的 くらしの中での政治と経済を考え,その学習

 を深める。

イ.期日,場所,参加者数

 37.11月初旬〜下旬 1会場1日 会津若松市

 他県内10ケ所 3,000名

ウ.内容

 政治(公明選挙を含む)経済,婦人問題について,講

 義,分科会,パネルによる全体討議により相互研修を

 おこなう。

  第4節 公  民  館

1 概   況

 経済の成長とともに都市,農村の社会が急激に変貌し

つつあるため,公民館の運営,事業を再検討する動きが

高まってきたので公民館への指導訪問を強化し,諸問題

の解決に努力した。とくに総合社会教育の中心拠点とし

て公民館の果すべき役割も新しい問題として提起されて

いる。

 公民館の新築は信夫村,岩代町,本宮町,古殿町の4

館に文部省補助が決定し施設の改善,充実に大きく前進

したことは喜ばしい。設備についても映写機12,テレビ

3,移動公民館(自動車)1が文部省補助を受けた。16

ミリ映写機については保有しない町村がなくなった年度で

あることも特筆すべきである。テレビについてはテレビ

通信教育の発達に即応して充実をはかる必要がある。


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