教育年報1962年(S37)-104/169page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

 第6節 視聴覚教育

1 1962年教育映画祭

1) 趣旨

 この一年間に製作された教育映画の中から,学校教

育,社会教育,産業教育映画の三部門より選賞された最

高作品の試写会,ならびに映画をめぐる諸問題について

記念講演会を開催し,広く一般に公開して教育映画に対

する理解と関心を高める。

2) 期日 37.11.20

3) 会場 会津若松市民会館

4) 講演「教育映画の諸問題について」

         福大学芸学部長 平井博

5) 上映作品 8本

6) 参加者数 650名

7) 効果 会津方部の開催としては最初の映画祭であ

り,教育映画の価値が高く評価され,さらに教育映画の

諸問題について参加者は深い関心をもち,とくに視聴覚

ライブラリーについての認識にも寄与するところが多か

った。

2 新作教育映画研究協議会

1) 趣旨

 社会教育ならびに学校教育における教育映画の効果的

な利用,および教材の充実をはかることについて研究協

議をおこない,あわせて視聴覚教育に対する理解と関心

を高める。

2) 期日,会場,参加者数

期日 会場 参加者数
1 37. 4.30 本宮小学校 51名
5. 1 二本松南小学校 75
2 7.13 山都町公民館 96
7.14 喜多方市厚生会館 89
3 10.13 石川町公民館 92
4 38. 1.30 原町市公民館 59


3) 協議

ア.地域視聴覚ライブラリー充実の具体的方策について

イ.学校,公民館などにおける視聴覚教材の充実について

ウ.視聴覚教材の利用について

エ.視聴覚教育の指導者,技術者の養成について

4) 効果

 各地域ライブラリーに対する関心を高め,フイルム充

実と利用に対する具体的方策が各会場とももりあがっ

た。とくに耶麻管内では,3つのライブラリー統合充実

する気運がみられる。

3 第10回福島県視聴覚教育研究大会

1) 期日 37.11.15〜16

2) 会場 全体会場は二本松中学校

3) 研究主題 学習指導における視聴覚教材の効果的な

利用

4) 研究目標 保育所,小中高等学校,公民館おのおの

において視聴覚教材を効果的に利用するにはどうしたら

よいか

5) 講師 教育評論家 石黒修

6) 部会,分科会

 第1部会 5部会 14分科会

 第2部会 4部分 9分科会

7) 全体会 パネル

8) 参加者数 第1日 850名 第2日 550名

4 東北地区社会教育視聴覚手引書講習会

1) 趣旨 社会教育主事,公民館主事をはじめ社会教育

の施設ならびに団体の指導者を対象に,手引書「社会教

育における視聴覚教材の利用と設備」の趣旨の伝達を行

ない,社会教育活動の振興に資する。

2) 期日 38.3.15〜16

3) 会場 飯坂町婦人会館

4) 講師 文部省社会教育局社会教育官  近藤唯一

      文部省社会教育局専門職員  長田勘四郎

      文部省社会教育局視聴覚教育係長  小畠哲

      日本放送協会受信部  鹿山庄作

5) 受講者数 109名(内・県内60名)

5 県視聴覚ライブラリー

1) フイルム所有状況(本数)

種別 所有 37増分 損傷分 使用可
県備品 333 21 67 266
U S I S 804 2 56 748
県選管 82 11 11 71
(計) 1,219 34 134 1,085


2) フイルム利用状況

ア.学習者数と利用回数

 年 間   29,271名 2,873回

 月平均    1,935名  239回

 一日平均   639名   7.9回

イ.使用会場

会場 使用回数 %
公民館 1,310 45.6
学校 869 31.3
集会所 319 10.1
私宅 263 9.0
野外 112 4.0


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。