教育年報1962年(S37)-114/169page
表1
病名 実数 38.3.31現在の人数 精神疾患 32 21人(神経症力が多い) 胃腸疾患 26 15 (癌肝炎力が多い) 高血圧心臓 17 12 (脳出血力が多い) 婦人科疾患 7 7 呼吸気疾患 3 3 (肺結核を除く) 腎疾患 12 7 外科的疾患 12 9 (骨折が多い) 其の他 37 21 合計 146 95
(注) 36.4.1以降38.3.31現在休職せる実数および
疾病分類である。
1)精神系疾患が多く,早急な対策を必要とする。
2)成人病である癌,高血圧,心臓疾患が多い。これ
らの者に対する健康診断の普及が必要である。
結核管理についてみるに表2のとおりである。
表2 直接撮影者分類
分類\校別 小学校 中学校 高等学校 合 計 A〜1 1人 ―人 ―人 1人 B〜1 1 2 3 6 B〜2 4 3 4 11 C〜2 82 53 21 156 D〜3 138 92 30 260 合計 226 150 58 434
(注)フィルム未送付地区ば除く。
結核管理についてみるとC2よりC3に移るものが多
く,化学療法と結核管理の効果が伺われる。
第3節 学校体育
1 本県における児童生徒の体位の概況
(次頁表参照)
本県の児童生徒の体位は年々向上しており,前年度と
の比較をみても,身長,体重,胸囲,座高ともに増加を
示している。しかし東北六県と比較すると各年令とも劣
っている。また,全国平均値との比較でもほとんどの年
令について劣っており,僅かに16,17才の女子の体重,
胸囲が優れている状態である。
県内の方部別(中通り,会津,浜通り)について見る
と,身長では男子とも浜通りが優れ,とくに女子の発育
が目立っている。中通りと会津地区ではあまり差がな
い。年令別の発育状況をみると,身長では,男子は12〜
15才,女子では11〜14才,前後がいちじるしい増加量を
示し,女子は男子より1〜2年伸長期が早く,15才を過
ぎると停滞の状態になる。男子は17才ぐらいまでは僅か
ずつ伸びることを示している。
なおこれらの体位の状況については,
「福島県児童生徒体力の現況」として資料をまとめて
既刊してあるので参照されない。
2 本県における児童生徒の運動能力現況
(1)〔小学校および中学校男子〕
学年 年度 50m走 走り幅とび ソフトボール投 懸垂 持久走 5年―600m
6年―1,000
中―1,500秒 m m 回 分 秒 5年 36 9.3 2.94 28.63 4.8 2.40.4 35 9.3 2.94 28.60 4.0 2.37.4 6年 36 9.0 3.15 32.81 5.3 4.28.3 35 9.0 3.13 32.90 4.7 4.25.2 中1 36 8.7 3.33 35.87 5.0 6.47.0 35 8.7 3.32 35.50 4.7 6.40.8 中2 36 8.3 3.62 41.98 6.4 6.37.3 35 8.4 3.53 40.58 5.9 6.27.8 中3 36 8.0 3.92 47.37 7.7 6.21.7 35 8.0 3.89 46.70 7.6 6.13.4
(2)〔小学校および中学校女子〕
学年 年度 50m走 走り幅とび ソフトボール投 懸垂 持 久 走
5年―600m
6年―800
中―800秒 m m 秒 分 秒 5年 36 9.8 2.58 17.37 31.3 2.56.7 35 9.7 2.68 17.20 25.7 2.56.8 6年 36 9.5 2.80 20.75 35.9 3.57.1 35 9.5 2.82 20.30 35.5 3.51.0 中1 36 9.3 2.96 22.75 33.8 3.49.4 35 9.3 2.93 21.89 24.8 3.47.5 中2 36 9.1 3.01 24.65 32.0 3.47.8 35 9.2 2.99 22.54 25.8 3.49.2 中3 36 9.1 2.98 25.63 32.9 3.55.6 35 9.2 3.00 24.53 24.6 3.49.6