教育年報1963年(S38)-045/180page
宿泊者 11,884人
日帰り 4,890人
合 計 16,774人
(2)収入支出
収 入 11,815,267円
支 出 11,884,624円
利用料金は,諸物価の値上りのため39年4月1日から
次のように改正された。
2食付宿泊料 770円
素泊料 380円
朝食料 120円
夕食料 250円
入湯税 20円
日帰料 100円
なお39年度以降の福祉事業としては,新たに成人病の
予防助成と銀婚式迎える組合員に記念品の贈呈を予定し
ている。
第2節 福島県教職員互助会概況
本互助会は,福島県教職員の相互共済及び福利増進を
図ることを目的として昭和28年4月1日発足以来,本年
度で11年目を迎えました。その間種々困難な事態に遭遇
しながらも,互助会が重点事業の一つとしている家族医
療費については,会員の家族が必要な医療を充分受けら
れ易いように,互助会の給付を直接医療機関に支払い,
会員は窓口払を要しないという一種の自動給付の取扱
いを続けてきた。また共済組合の家族医療費附加金の
代理請求を互助会理事長が行うこととしてからは,一層
会員の医療福祉に役立ったことは,これまでの末加入者
16.6%が加入したことによって明らかになった。しかも
近年国の施策として医療関係が大きくとり上げられ38年
9月から地域差が撒廃されまた医療費の枠が大巾に広げ
られるなどしたため,互助会の医療費は大巾に増昇し,
家族医療費の支出は前年比19.3%という大巾な支出増と
なった。また本年度の給付の傾向からみますと,災害見
舞金は集団災害がないにもかかわらず火災による全焼の
件数がふえ,また会員の死亡も漸次増加していくように
みられるのは,誠に残念なことだと思われる。
以下昭和38年度の実績を記してみる。
加入状況 39.3.31
種 別 加入者数 末加入者数
小学校 8,556人 469人
中学校 6,109 224
高盲ろう学校 3,878 262
教委その他 379 1
合 計 18,922 956
比 率 95.1% 4.9%
収入の主なるもの (単位 千円)
掛金及入会金 95,045
県補助金 12,800
医療立替返納金 32,926
繰越金 6,164
雑収入 335
計 147,270
支出の主なるもの (単位 千円)
家族医療補助金(161,676件) 113,958
死亡弔慰金 2,128
会員分(41件) 1,590
家族分(250件) 538
出産見舞金 1,568
会員分(448件) 676
配偶者分(885仲) 892
結婚祝金(697件) 5,496
退職金(433件) 14,642
災害見舞金(18件) 1,739
計 139,531
事 務 費 7,727
総 計 147,258
以上の数字の示すとおり支出の一番大きなものは,家
族医療費であり,支出総額の77%を占めている。