教育年報1963年(S38)-050/180page
前年度にくらべ16,351人の減にもかかわらず教職員定数
は23人の増となった。一方補充教員は,前年度の実績に
よって算定したが11人の減となった。
なお昭和38年度の教職員定数は1表の通りである。
1表 小学校教職員定数
\ 38年度 37年度 増減 教員 8,906 8,847 59 補充教員 158 169 △11 事務職員 105 141 △36
(2)教職員の配当基準
教員の配当基準は第1図のとおり,今年も改善するこ
とができ,分校4校以上をもつ学校,本校の学級数17学
級以下で,本分校の学級数の合計が18学級以上の学校に
対して補正教員を配当することができた。
養護教員は法定定数より25人増となったため,児童数
1,400人に対して1人を基準として,各市町村教育委員
会毎に配当した。
事務職員は学級数18学級以上の本校に1人配当した。
(3)教員の男女別構成
教員の男女別構成は第2表の通りであり,38年度も女
子教員の比率は上昇している。
2表 年度別男女教員の比率{女教員/全教員(含校長)}
\ 33年 34年 35年 36年 37年 38年 小学校 45.80% 45.6 46.0 46.8 48.5 49.3
2 中学校の定数
(1)教職員定数
生徒数は前年度にくらべ4,436人の減となったが,小
学校と同様学級編制基準が引きさげられ,狭い教室の基
準を改善したため,教職員定数は49人の増となった。一
方補充教員は10人の減となり,長期研修補充教員も定数
化できなかった。
なお昭和38年度の教職員定数は第3表の通りである。
3表 中学校教職員定数
\ 38年度 37年度 増減 教員 6,139 6,101 38 補充教員 70 80 △10 事務職員 193 182 11
(2)教職員配当基準
教職員配当基準は第2図のとおり,相当数の改善をは
かった。特に懸案であった中規模以上の学校についても
改善できた。
養護教員は,法定定数より16人増となったため,生徒数
は1,700人に1人の割で学校規模,学校数を勘案して,
市町村教育委員会毎に配当した。
事務職員は学級数9学級以上の本校に1名配当した。
1図 小学校教員配当