教育年報1963年(S38)-092/180page
東白川 棚倉町立近津中学校 和知七郎 学習意欲をもりたてるのにはどのようにすれば
よいか耶麻 山都町立山都第一中学校 武藤由秋 本校における学校経営と学力向上対策について
〔学習の徹底化をめざす指導法の研究〕双葉 大熊町立熊町中学校 高木千徳 学習意欲を高めるための指導法の研究
2 高等学校・盲学校・ろう学校
本県立高等学校・盲学校・ろう学校の教育の振興と向
上に資するため,研究学校を指定した。指定期間は1年
〜2年とし,補助金および消耗品費を1校5,000円ずつ
支出した。その一覧を示すと次のとおりである。
類型 学校名 校長名 研究方向 総合
普,商白河高等学校 細川昌男 学力向上のための学習指導法等 共学
普田村高等学校 津田悌 〃 総合
普,家若松女子高等学校 宮沢重寿 〃 工 平工業高等学校 富田高明 〃 農 磐城農業高等学校 村田春男 〃 特殊 会津盲学校 渡部良作 〃 特殊 会津ろう学校 渡部良作 〃
第13節 県立学校訪問
「生徒の急増期に際して学力向上についてどのように
計画実践されているか。」このことについて教科指導お
よび管理運営上等の苦心面の報告をうけるとともに,こ
れらについて助言指導を行ない,学校経営の充実をはか
り,本県教育の努力点である学力向上の達成に努めるた
め,下記の要領により県立学校訪問を実施した。
1 訪問校と訪問者
訪問校の選定は,過去数年間の訪問状況および研究学
校指定の趣旨等を配慮して,機会均等の原則のもとに行
なった。
訪問者は,指導室,学務課,保健体育課の室課長なら
びに指導主事,管理主事,指導委員,生徒指導主事によ
り訪問班を編成し,努めて訪問者の専門が生かされるよ
うにした。
訪問期は前期・後期の2期に分け,延べ27校の訪問を
実施した。
(1)訪 問 者
A班 指導室 栗原,渡辺,吉関,栗村,斎藤,佐藤
学務課 菅野,六角
保健体育課 佐々木,鈴木の内1名
生徒指導主事
B班 指導室 中野,星,藤井,佐久間,塩田,石川,
横内
学務課 遠藤,神原
保健体育課 佐々木,鈴木の内1名
生徒指導主事
注 生徒指導主事は方部別に担当。
県北(長田)県南(船田)会津(好川)
石城(成田)相双(立花)
(2)訪問校・期日
1) 前期
班\期日 A B 6月12日 白河・同第二 平工・平第二 13日 白河女子 湯本 14日 塙 磐城農業 17日 猪苗代 田村 18日 若松女子 小野 19日 会津盲・ろう 船引 28日 福島女子 福島
2) 後期
班\期日 A B 9月16日 ― 須賀川第二 17日 浪江 郡山工業 18日 原町 養護 19日 福島工業(夜間を含む) 11月27日 新地(相馬) ― 28日 相馬女子 福島商業 29日 ― 保原
今年度実施の特色としては,従来行なわれてきて昨年
度実施しなかった「教科研究分科会」を復活させたこと
が挙げられる。つまり,学校訪問の機会に,その地区の
教科別研修会をもって,希望教員の参加により相互に資
質の向上をはかろうとしたものである。
2 学校訪問の観点と指導
本年度の学校訪問では,学校管理,現職教育,学習指
導,生活指導,保健体育の5項目につき,それぞれ次の
角度から改善向上のための助言指導を行なった。
(1)学校管理
1) 人事管理
ア職員組織 イ勤務状況 ウ教職員の融和
2) 物的管理