教育年報1963年(S38)-112/180page
人権問題について,社会的良心について
(イ)各地区活動の実態発表と全体討議。
(ウ)郷土芸能の発表会。
(3)生活問題研究協議会
ア 目的 くらしの中での政治と経済を考え,その学
習を深める。
イ 期日,場所,参加者数
期日 場所 参加者数 38.8.17〜9.9 田島町他県内10会場 2,500名
ウ 内容地方選挙を反省して。この頃のくらしと経
済問題。くらしの中の私たちの憲法の三分科会によ
り協議をするとともに全体会により相互研修を行なう。
講義 東京学芸大学 星野安三郎
福島大学学芸学部長 平井博
福島民友新聞編集局長 籔内喜一郎
福島大学 菊池貴晴
法政大学 中村教授
(4)県婦人団体連合会会長研修会
ア 目的新しい視野にたつ民主団体とするための研
究を進め,あわせて会長としての資質の向上を図
る。
イ 期日,場所,参加者
期日 場所 参加者数 38.5.11〜14 飯坂町県婦人会館 350名
ウ 内容
(ア)研究主題 くらしをよくするための婦人会の学
習と運営はどうしたらよいか。
(イ)分科会協議主題
〇団体運営について考えたいこと。
〇予算のたて方について。
〇社会的問題に対して婦人会のとるべき態度。
〇経済生活,マスコミ文化について
エ 方法
方部混合3分科会と全体会。
第4節 社会教育施設視聴覚教育
1 概 況
社会教育の中心施設である公民館の役割,経済の高度
成長に伴い再検討が必要となってきたので,本年度の
重点目標は(1)独立公民館の設置促進と既存公民館の整
備充実,(2)公民館管理運営の改善においた。公民館の新
築は本郷町,天栄村,三穂田村の3館に対し文部省補助
が決定し,各地にモデル公民館が誕生しつつあることは
大きな意義をもつものと思う。設備については映写機11
台,テレビ2台,録音機2台が文部省補助をうけ,いっ
そうの充実をみせてきたことは喜ばしい限りである。な
お「公民館の設置および運営の基準」にしたがい公民館
の配置計画,施設設備の整備などについて年次計画によ
る推進をはかる必要がある。公民館管理運営の改善につ
いては,県土の総合開発の計画化に伴い,地域社会の
総合計画に対応した教育計画を樹立するため,総合社会
教育の推進と連けいした公民館の事業計画を中心として
公民館訪問による指導助言の強化を図り,多くの効果を
収めた。特に公民館職員の資質を向上し,事業の刷新を
はかるため勤務年数3年未満の職員を対象とした公民館
職員研修会が実施されたことは特筆すべきことである。
視聴覚ライブラリーについては,各ライブラリーの充
実と管理運営の改善,さらに相互の連けいの強化に努力
してきた。視聴覚教育の重要性がますます認識され,16
ミリ映画はもちろん各種視聴覚教材の利用が学校教育,
社会教育の両面にわたりさかんとなりつつある時,社会
教育の施設としてのライブラリーをさらに充実する施策
を考慮しなければならない。
2 県内公民館数 (38.4.1)
区分 独立 併置 合計 新築 転用 老朽 専用部分
なし30坪未満 100坪未満 100坪以上 中央公民館 市 3 3 ― ― ― 3 1 10 町 15 10 13 8 7 1 ― 54 村 10 6
4 16 4 3 ― 43 法人 ― (1)
(1)― ― ― ― (1)
(1)計 28 19 17 24 11 7 1 107 地区公民館 市 18 18 5 ー 24 15 1 81 町 10 36 13 6 31 26 5 127 村 1 11 5 5 3 4 ― 29 法人 ― ― ― ― ― ― ― ― 計 29 65 23 11 58 45 6 237 総数 (1)
344