教育年報1963年(S38)-111/180page
9 県実験婦人学級,文部省委嘱婦人学級
(1)委嘱の趣旨 社会の進展に伴なって生活全般にわ
たる婦人の自主的な学習活動の必要に応じ,婦人学級が
従来果してきた役割は大きい。しかし現在婦人学級は開
設のしかたならびに学習内容,方法等になお研究改善を
要する問題が多いと考えられるので,さらに新しい分野
について研究を加え,今後より充実した学級の運営のあ
り方の研究を進め,他の学級への波及と開発に資する。
(2)学級名
1) 県実験婦人学級(8学級)
〇福島市第二 婦人学級
〇須賀川市東山 〃
〇耶麻郡西会津町奥川 〃
〇大沼郡三島町三島 〃
〇石川郡石川町曲木 〃
〇田村郡中田村柳橋 〃
〇勿来市錦 〃 〃
〇双葉郡大熊町 若妻学級
2) 文部省委嘱婦人学級(39学級)
〇福島市第一 婦人学級
〇信夫郡吾妻町中央 〃
〇信夫郡信夫村大森 〃
〇伊達郡国見町藤田 〃
〇伊達郡保原町大田 〃
〇安達郡東和町木幡 〃
〇安達郡岩代町小浜 〃
〇郡山市 〃
〇安積郡安積町 若妻学級
〇岩瀬郡長沼町梓衝 婦人学級
〇岩瀬郡岩瀬村生活実験 〃
〇須賀川市西袋 〃
〇南会津郡田島町中央 〃
〇南会津郡下郷町 〃
〇会津若松市鶴城 若妻学級
〇会津若松市神指 婦人学級
〇北会津郡磐梯町 若妻学級
〇耶麻郡西会津町尾野中央婦人学級
〇喜多方市豊川町 〃
〇耶麻郡塩川町 〃
〇両沼郡会津高田町 〃
〇両沼郡坂下町川西 〃
〇両沼郡金山町中央 〃
〇西白河郡大信村大屋 〃
〇西白河郡東村小野田 〃
〇東白川郡鮫川村 〃
〇東白川郡棚倉町 〃
〇石川郡平田村蓬田 〃
〇石川郡古殿町中央 〃
〇石川郡石川町母畑 〃
〇田村郡三春町中央 〃
〇田村郡小野町中央 〃
〇石城郡内郷市内町 〃
〇石城郡四倉町 〃
〇双葉郡久之浜町 〃
〇双葉郡富岡町 〃
〇相馬郡小高町東部 〃
〇相馬郡飯館村飯曾 〃
〇安積郡湖南村福良 〃
(3)予算執行額
ア 県実験婦人学級 1万円宛 8学級分
イ 文部省委嘱婦人学級 4万円宛 39学級分
(4)効果 各学級とも地域の実情と学級生の要求にそ
った学級編成により,じゅうぶんな調査を基盤として学
習内容を設定し計画的,継続的に実施。学習方法,運営
ともに創意くふうし大きな効果を収めた。
なお,婦人学級生大会その他各研修会等の機会に学級
の研究状況等を発表し,他の地域婦人学級にもよい影響
を与えた。
10 協力して行なった他の婦人関係事業
(1)県婦人問題会議
ア 目的 第15回婦人週間行事として行ない,テーマ
に基づいて経験や悩みを話しあい,婦人の地位向上と
新しい生活秩序を育てることに役だてる。
イ 期日,会場,参加者数
期日 会場 参加者数 38.4.20 原町市体育館 232名
ウ 内容
(ア)主題 婦人が社会的良心を生かし育てて明るい
社会生活を築くよう努力する。
(イ)運動の重点
〇社会的良心について認識を深める。
〇婦人の役割を通して社会良心を生かし育てるよう
努力する。
エ 方法 4分科会・全体会・全国婦人会議出席者報
告によって実施された。
(2)県婦人大会
ア 目的 県婦連の過去を反省し希望ある将来を築く
ために婦人の力を役だてる。
イ 期日,会場,参加者数
期日 会場 参加者数 28.11.5 須賀川市体育館 1,850名
ウ 内容
(ア)意見発表公明選挙について,経済問題につい
て,国土美化運動について,青少年問題について,