教育年報1963年(S38)-145/180page
福島県教育調査研究所
第1節 概 要
本県教育の進歩および改善に必要な諸問題を調査研究
し,本県教育の伸展を図るため,研究所は次のような体
制をとり教育の各領域にわたる調査と研究に従事した。
1 総務係
予算の経理,文書の発遣,物品の出納,その他諸係の
所掌に属さないこと,教育図書館の運営。
2 調査係
(1)教育に関する統計の企画,実施,指導および助言
に関すること。
(2)教育に関する統計資料の編集および刊行に関する
こと。
5 研究係
(1)教育に関する専門的技術的事項の調査研究並びに
指導および助言に関すること。
(2)教育職員の研修に関すること。
(3)教育に関する調査研究資料の編集および刊行に関
すること。
4 組 織
所 長 長谷川寿郎
次 長 扇田六郎
総務係 係長(兼) 扇田六郎
主 事 菅野賢二
主事補 工藤日出子
用務員 工藤要助
調査係 係 長 船生修平
主 事 吉田良一
〃 佐藤忠正
〃 香内光男
主事補 村上政幸
〃 佐藤吉三郎
研究係 係 長 米沢茂美
主 事 河野利作
指導主事 六角新之丞
主事補 徳江八代
研修員 長谷川盤雄
〃 山川和二
〃 花沢繁
〃 若林宏道
〃 武田奥一
〃 野原信夫
なお年度内において次の人事異動があった。
研究係長 米沢茂美 平工専校へ転出
調査係主事 香内光男 教委財務課へ転出
郡山商高主事 加藤忠司 調査係主事として転入
第2節 調査統計
昭和38年度に,調査係が関係し,または実施した事業
は次のとおりである。
なお学校基本調査については,県統計課に協力した調
査であるが,その結果より「学校統計要覧」を編集刊行
して広く活用の便を図った。
1 学校教員需給調査
この調査は指定統計第62号として,教員の異動状態を
調査し,教員の養成計画に関する基礎資料を得る目的を
もって,6月1目現在で行なわれたものである。
調査の対象は公,私立の小・中・高等学校の各学校で
調査事項は次のとおり。
(1)教員構成調査
小学校については,イ.教員1人当り,児童数 ロ.児
童数および学級数,ハ.職務別専任兼任別年令層別性別
教員数,ニ.教員のうち小学校の普通免許状を所有しな
い者の数,ホ.専科教員数,へ.特殊学級の週間授業時数
ト.週間授業時数,中学校については,(イ).生徒数および
学級数,(ロ).職務別専任兼任別教員数,(ハ)専攻科日別年
令層別性別専任教員数,(ニ).担任教科別専任兼任別教員
数,(ホ).週間授業時数,高等学校については中学校の(イ).
(ロ).(ハ).の各調査事項と週平均授業時数
(2)教員異動調査
昭和37年4月1日から昭和38年3月31日までに異動し
た本務教員数のうち採用,転入,転出および退職,死亡
本務教員の性別,年令,職名,また採用された者の主た
る担任教科別と退職者については主たる担任教科別およ
び理由等についてである。私立学校について上記のほ
か,昭和38年4月1日から同年6月1日までに採用され
た本務教員数
なお調査結果は文部省が分析し公表する。なお調査研
究所においても結果の概況を公表する予定です。
2 へき地学校実態調査